35: ◆7HdZn/25p6[saga]
2019/04/10(水) 20:57:20.51 ID:eD+dquo00
スイレン「………前にマオちゃんが言ってたでしょ?私たちのアローラハイスクールが強かったのは大昔の話」
スイレン「今は寄せ集めで無理矢理作った部活。弱すぎて練習試合も組んでくれない…人数が足りなくて大会にも出られない…」
サトシ「……………」
スイレン「おまけに…部費は削減されすぎて、部室はオンボロ!それどころか廃部の危機…」
スイレン「それに……大会にはあの、アローラまで名が轟く、カントーポケモンハイスクールだって出る。優勝なんて夢物語!」
サトシ「……俺、カントーのポケモンバトル部にいた時はレギュラーにも入れない弱小部員だったんだ…」
スイレン「……え?」
サトシ「……レギュラーになって……絶対に大会に出てやるんだ!って、ピカチュウと一緒にいっぱい特訓したけどダメだった…きっと顧問の先生は俺の顔すら覚えてないよ…」ハハハ
ピカチュウ「ピカピ…」
スイレン「……………」
サトシ「いくら特訓してもベンチにすら入れなくてさ?俺も一時は諦めかけたよ、レギュラーなんて夢物語だって」
スイレン「………それで?諦めかけたとこ、転校をきっかけに私ち、弱小ポンコツポケモンバトル部を見て、ここならレギュラーになって楽しい部活をできる!……ってなったの?」ジトー
サトシ「そ、そんなんじゃないよ!」アセアセ
スイレン「………じゃ、なに?」
サトシ「……俺がレギュラーになれなかったのは、レギュラーのみんなが俺より努力してたからだ!」
スイレン「!」
サトシ「……確かに転校はいいきっかけだよ、廃部寸前でみんなには悪いけど………カントーポケモンハイスクールの人たちとバトルできるきっかけができた!!」
サトシ「それに…Z技っていう希望だって見えたんだ!だからさ!特訓して特訓して……Z技を習得して大会で優勝してやる!!」メラメラメラ
ピカチュウ「ピカァ!!」メラメラメラ
スイレン「………特訓特訓……Z技を習得したからって……簡単に優勝できる程甘いものじゃないと思う。今度の大会」ジトー
サトシ「そ、それはそうかもだけど……」
サトシ「で、でも!スイレンだって優勝したいと思ったから、ここに特訓に来たんだろ?」
スイレン「………」スクッ
サトシ「!」
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