美也「志保ちゃん、一緒に頑張りましょうね〜」
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1:名無しNIPPER[sage]
2019/04/24(水) 20:00:32.37 ID:9sBQSelB0
私は代行です

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2:名無しNIPPER[saga]
2019/04/24(水) 20:03:18.94 ID:AEVT7W6Z0
代行ありがとうございます。投下していきます。


3:名無しNIPPER[saga]
2019/04/24(水) 20:04:49.60 ID:AEVT7W6Z0
とある日、劇場

志保「おはようございます」

美也「おはようございます〜、志保ちゃん」
以下略 AAS



4:名無しNIPPER[saga]
2019/04/24(水) 20:06:34.92 ID:AEVT7W6Z0
美也「プロデューサーさん、おはようございます〜」

志保「おはようございます。呼ばれたのは私たちだけですか?」

P「ああ、今日呼んだのは美也と志保の二人だけだよ。
以下略 AAS



5:名無しNIPPER[saga]
2019/04/24(水) 20:10:20.59 ID:AEVT7W6Z0
美也「お〜。それはとっても素敵なステージになりそうですな〜」

志保「……」

P「と、いうわけでだ。どうだ、二人とも。引き受けてくれるか?」
以下略 AAS



6:名無しNIPPER[saga]
2019/04/24(水) 20:11:27.70 ID:AEVT7W6Z0



志保「……」

以下略 AAS



7:名無しNIPPER[saga]
2019/04/24(水) 20:12:45.75 ID:AEVT7W6Z0
志保「なんですか、美也さん。どうかしましたか?」

美也「いえ、志保ちゃんがなんだか、しかめっ面になっていたので……。
  もしかして、お腹が痛いんでしょうか〜……」

以下略 AAS



8:名無しNIPPER[saga]
2019/04/24(水) 20:14:51.07 ID:AEVT7W6Z0
『かっこよかった』……それだけ?
美也さんからは、まったく焦りや緊張感を感じない。
私はまだこの人のことをよく知らないけれど……。
もしかしたら、普段の印象とは違って、本当はダンスが得意なんだろうか……?

以下略 AAS



9:名無しNIPPER[saga]
2019/04/24(水) 20:15:33.26 ID:AEVT7W6Z0
志保「美也さんも私も、ダンスはあまり得意な方じゃありません。
  そんな私たちに、プロデューサーさんは敢えてこの仕事を……。
  ダンスをテーマにしたステージを与えたんです。
  ただ公演を成功させるだけなら、もっと他に適役が居たはずなのに」

以下略 AAS



10:名無しNIPPER[saga]
2019/04/24(水) 20:16:48.59 ID:AEVT7W6Z0
美也「でも、きっと大丈夫ですよ〜。頑張れば、ちゃんと公演には間に合いますよ〜」

志保「……」

美也さんは、まったく変わらない、のんきな声と表情でそう言った。
以下略 AAS



11:名無しNIPPER[saga]
2019/04/24(水) 20:19:27.04 ID:AEVT7W6Z0



志保「はあ、はあ、はあ……!」

以下略 AAS



12:名無しNIPPER[saga]
2019/04/24(水) 20:20:11.46 ID:AEVT7W6Z0
志保「休憩だなんて、そんな余裕は……」

美也「でも、疲れたまま練習していたら、怪我をしてしまうかも知れません〜。
  それにプロデューサーさんも、『初日から飛ばし過ぎないように』と言っていましたし〜……」

以下略 AAS



13:名無しNIPPER[saga]
2019/04/24(水) 20:22:09.32 ID:AEVT7W6Z0
ダンスが上手くいかないことと反復を邪魔されたことに、ほんの少しだけ苛立ちながら、私は答えた。
ただ幸か不幸か美也さんはそんな私の感情に気付いていないようで、穏やかに微笑んだまま言った。

美也「私たちはまだ、お互いのことをよく知りませんから、自己紹介をしましょう〜。
  私は、宮尾美也です〜。よろしくお願いします〜」
以下略 AAS



14:名無しNIPPER[saga]
2019/04/24(水) 20:22:45.92 ID:AEVT7W6Z0
美也「むーん……そうでしょうか〜……」

美也さんは、少し落ち込む様子を見せる。
……やっぱり私は、少し苛立っていたみたいだ。
こんな自己紹介に意味がないと思うのは本心だけど、別に答えても良かったはずなのに。
以下略 AAS



15:名無しNIPPER[saga]
2019/04/24(水) 20:28:28.00 ID:AEVT7W6Z0
美也「お〜。素晴らしい目標ですな〜」

志保「けど公演を成功させるには、私だけの力では無理です。
  二人でステージに立つ以上、美也さんにも、もっと真剣になってもらわないと」

以下略 AAS



16:名無しNIPPER[saga]
2019/04/24(水) 20:30:06.35 ID:AEVT7W6Z0



翌朝、私は早い時間から劇場近くの広場に来ていた。
目的はもちろん早朝練習だ。
以下略 AAS



17:名無しNIPPER[saga]
2019/04/24(水) 20:37:34.59 ID:AEVT7W6Z0
美也「志保ちゃん、おはようございます〜」

着替えを終えて控室に入ると、もう美也さんは来ていた。
集合時間にはまだずっと早いはずだけど、こういうところはきちんとしているらしい。

以下略 AAS



18:名無しNIPPER[saga]
2019/04/24(水) 20:41:00.48 ID:AEVT7W6Z0
それからしばらく経って、
プロデューサーさんや他の出演アイドル達が集まり、打ち合わせが始まった。
打ち合わせを通したことで、当然ながら私の中で、公演の存在感が大きく増すことになった。
他の出演者のダンスに対する想い……。
私との能力の差から生まれる意識の違い、と言っていいかも知れない。
以下略 AAS



19:名無しNIPPER[saga]
2019/04/24(水) 20:41:33.67 ID:AEVT7W6Z0
その日から私は、早朝練習だけでなく、
夜も母が帰って来てから毎日練習するようにした。

その甲斐あって、順調だと胸を張って言えるほどではないけれど、
あの難しいダンスも着実に踊れるようになってきていた。
以下略 AAS



20:名無しNIPPER[saga]
2019/04/24(水) 20:45:30.43 ID:AEVT7W6Z0



P「どうだ、二人とも。順調に進んでるか?」

以下略 AAS



21:名無しNIPPER[saga]
2019/04/24(水) 20:46:01.08 ID:AEVT7W6Z0
私たちが位置に着いたのを確認して、プロデューサーさんが再生ボタンを押す。
音楽が流れ始める。
動き出し――揃った。
次のステップ、大丈夫、上手くいってる、腕を回して、それから、ターン――

以下略 AAS



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