36:名無しNIPPER[saga]
2019/04/24(水) 21:01:38.17 ID:AEVT7W6Z0
美也「はい〜。とってもすごかったです〜。
美希さん、私の代わりにステージに立ってくれて、ありがとうございました〜」
美希「あはっ、どういたしましてなの! でも残念だったねー。
美也も結構頑張ってたんでしょ? 怪我、早く治るといいね」
美也「ありがとございます〜。早く治せるように、頑張りますね〜」
そうやって会話する美也さんは、私にはいつも通りの彼女に見えた。
私だったら……きっとこうはいかない。
私が美也さんの立場だったら、きっと、悔しくて悔しくて仕方がないだろうから……。
でも美也さんはそんな素振りはまったく見せずに、穏やかにニコニコと笑っている。
……少し前の私なら、彼女は真剣さが足りないからヘラヘラしているんだ、なんて考えていたかも知れない。
でも、いまだに印象に残っている。
怪我をしたあとも、毎日レッスンを見学しに来ていた美也さんの姿。
公演に出られないと決まってからも、毎日、毎日見に来ていた、彼女の姿が……。
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