【安価】NEX-USの世界でアイドルたちが戦うようです
1- 20
316:名無しNIPPER[saga]
2019/06/25(火) 22:23:19.25 ID:mAizz4Zt0
――横浜市(戦闘跡地)

有香「シマトクの小規模戦争、もう随分前……あたしも、まだ小さかった頃」

有香「第一次産業コロニーの施設に入っていた企業に務めている両親に会いに行こうと、友達とみんなでシマトクに行った日が……」

奈緒「そうか……」

輝子「……ま、あの時は突然だったし、幸子ちゃんたち……私の、友達も・……だ、だけど共和国の仲裁が入って半年も経たないで停戦になったし」

有香「だけど、その時に連合の人間はたくさん死にました。死んだ人たちはもう戻ってこない。シマトクもコロニーとしての機能は復旧できずに破棄されて……」

有香「あの戦いの結果は、連合がただ奪われただけのもの……もし、連合があの時、もっと力があったら……」

有香「無くしたものはもう取り戻せない。ゆかりちゃんも、法子ちゃんも……もう、奪われるわけにはいかない。連邦にも、共和国にも負けるわけにはいかなかった。だから……」

奈緒「それで、選んだ結果がこれ、か……」

有香「……連合が、これ以上負けない為に……犠牲となったのは、私たちだった」

奈緒「虚しいな。これ以上奪われない為に、共和国から靴を奪おうとして、最後は自分たちの命が奪われる」

有香「ええ、本当にそう思います。もう……それに気付くのも、遅いのでしょうね」

有香「だけど、こんな世界でも……NEX-USだけは、綺麗で……でも、みんながアイドルなのに、こうして戦いに身を投じて……やはり、虚ろは虚ろなんですね」

有香「奪う、奪われるだけの世界がどんなに醜くても、せめてあの場所だけは真実であってほしかったのに」

輝子「み、みんな……同じ、じゃないか? NEX-USは、綺麗だから……表で、こんな私でも……NEX-USの中は、綺麗だから……自分も、そうなれたらいいなって、思った」

輝子「死んだみんなの代わりのつもりで、アイドルになってみて……いい世界だって、思ったよ。こんな自由な世界が、もし自分たちでもっと綺麗に出来たら、どれだけいいんだろうなって、思って」

奈緒「……あたしが加蓮と出会って、色々なことを知った。この世界の深いところで、争いは続いていることも」

奈緒「だから、アイドルでいたいって思った。あたしたちは、違う場所にいたけど、同じ願いを持っているから、ここに来たんだと思う」

……
…………




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
418Res/400.94 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice