千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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47: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/12(日) 06:21:11.82 ID:DoNfZkVt0


──ドクン、ドクン。

コランの光を通じて、熱が流れ込んでくる。

ただ、今までのような理不尽に身を焦がす熱というわけではなく。

何処か……懐かしくて、温かい感じがする。


ルビィ「そっか……キミはずっと、わたしのこと……見守ってくれてたんだね」


あの焼けるような熱も、わたしを守るため。

ずっと、わたしを守るために──ココに居てくれたんだね。


ルビィ「……でも、もう守られてるだけじゃないから」
 「ピピピピ!!!」


コランを抱きしめる。


ルビィ「今度はわたしと一緒に……守ろう……皆を──!!!」


真っ赤な光りが一気に膨れ上がり──。

光から、生まれるように、真っ赤な体躯が──。


 「バァァアァァァァァルッ!!!!!!!!!」


目の前には、パルキアが雄叫びをあげている。

──ルビィが、その熱と共に海上に降り立つと、海が音を立てて蒸発すると共に、

さっきまで空を覆っていた雲が掻き消え、“ひでり”によって太陽が顔を出す。


ルビィ「──……それがキミの本当の姿なんだね」
 「グラグラルゥ……」

ルビィ「うん……!! 行こう──グラードン!!」
 「グラァァァアァーーーー!!!!!!!!」


パルキアに対抗するように

──グラードンが、雄叫びをあげた。





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