27:名無しNIPPER[saga]
2019/05/23(木) 18:22:39.29 ID:oKc73eVLO
◆
アスカ「ねぇ、バカシンジ」
シンジ「……なに」
アスカ「あんたってさ。出る釘打たれるのを嫌がるっていうの? 平々凡々を望むっていうの? なんていうか、ほんと特徴がなくてつっまんないやつよね」
シンジ「……なんなんだよ、いきなり。また悪口を言いに来たの?」
アスカ「被害妄想もはなはだしいわねぇ。ただの世間話じゃない。あんたって普通に固執しすぎよねってハナシよ」
シンジ「……いいじゃないか、普通で。普通を目指してなにが悪いんだよ」
アスカ「でもふつーの中学生ってさ。一度や二度は非行をやらかすものじゃない? ズル休みしたり、授業バックれたり」
シンジ「……それもそうかもね」
アスカ「なら訓練ぐらいサボってもいいんじゃない?」
シンジ「またその話ぶり返すの?」
アスカ「あんたがピリついてるからでしょ。わたし、そういうギスギスした空気はさっさとどうにかしたいタイプなの。停滞と後退は同義なんだから」
シンジ「……僕だって。ギスギスしてるのは、嫌だよ」
アスカ「じゃ、ちゃっちゃとどうにかしちゃいましょ。いいじゃない、一日くらいサボったって」
シンジ「…………ごめん。でも僕は訓練をサボる気にはなれないや」
シンジ「アスカもさ。今日くらい僕をこき使うの、諦めてよ」
レイ「違うわ、碇くん」
シンジ「こんどはどうしたの、綾波?」
レイ「今のは【ポジティブフレーミング】といって、交渉が解決に向かっていることをアピールすることで要求を通しやすくするためのテクニックなの。あと【一般化】も使っているわ。つまりセカンドはただあなたと買い物にーームグッ」
アスカ「もっかい廊下行きましょうか?」
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