4: ◆MzoIYE0fBBRx[saga]
2019/05/23(木) 17:45:23.88 ID:oKc73eVLO
アスカ「だーかーらぁー。明日のお弁当にはステーキを入れろって言ってるのっ。霜降りで黒毛で和牛のやつっ!」
シンジ「無理だよアスカ。そんな豪華なもの、お弁当に入れても合わないよ……」
アスカ「はんっ、なんならキャビアかフォアグラで妥協してあげてもいいわよ?」
シンジ「余計に豪華になってるじゃないかっ」
アスカ「私には豪華すぎるくらいがちょうどいいの。……あっ、そうだ。それならブランドもののバック買ってよ。それで勘弁したげる」
シンジ「なんで僕がそんなもの買わなきゃならないのさ!?」
アスカ「どうせあんたは無趣味だから支給金持て余してるんでしょ? 私は派手に使い過ぎてミサトから制限かけられちゃったのよ」
シンジ「ダメだよ。僕たち、まだ中学生なんだよ? お金の使い方にも節度を持たないと……」
アスカ「あんたって無理だのダメだの否定してばっかりねぇ。ほんっと、つまんないヤツ」
シンジ「し、仕方がないだろ。アスカが無茶ばっかり言うんだから」
アスカ「ふんっ。……なら今日の放課後荷物持ちに付き合いなさいよ」
シンジ「荷物持ち?」
アスカ「そ。ちょうど買い物に行こうと思ってたから。これなら無茶でも何でもないでしょ?」
レイ「!」
レイ(最初に無理難題をふっかけて)
レイ(あえて拒否させて)
レイ(最後にハードルの低い要求を通す)
レイ(なるほど。こうやるのね)
シンジ「ごめん。今日の放課後は用事があるんだ」
アスカ「えっ」
レイ「えっ」
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