15:名無しNIPPER[saga]
2019/05/28(火) 14:38:32.43 ID:VZdRWGZA0
その声に答えるようにして、コンテナに赤い亀裂が入る。
次の瞬間、紫色の光が一直線に伸びたかと思うと、一瞬のうちに触手を切り刻み、細切れの藻屑へと変えてしまった。そして、強力な電磁砲が逃げ出したコアを追い立てるようにして放たれると、遂にそれを破壊した。
アスカは、唖然とした表情で目標物を見ていた。その視線の先には、赤い亀裂の隙間から人の目のようなものが覗いていた。その目は、ゆっくりとまぶたを閉じて、再度の深い眠りへ入ったかのように見えた。
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