【エヴァ】シンジ「すべてを受け入れようと思う」
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22: ◆o6rtSmOlPg[saga]
2019/05/29(水) 14:53:23.93 ID:PM9H0cD60
モニターの映像が切られる。

「否定はしません」

モニターの前に座っていたシンジは、驚いた表情でリツコの背中を見る。
リツコはシンジに背中を向けた状態でコンソールを見たまま振り向こうとはしない。

「そんな……ミサトさん、どういう事なんですか死ぬって!?」

シンジは、ミサトの方を見て訴えかける。
少しずつだが、自分の取り巻く状況が分かってきたことで、感情が高ぶった声になって行く。

「変ですよ! ミサトさん! 急にこんなことになってて訳わかんないですよ!」

しかし、ミサトは腕を組んだまま俯き、口を開こうとはしなかった。
その訴えを受け止める変わりに、リツコはシンジの傍らに立っているベレー帽の女の子を引き合いに出した。

「混乱するのも無理ないわ。少尉」
「はい!」

ベレー帽の女の子は、はっとして背筋を伸ばす。

「彼に官姓名を」
「はい!」

ベレー帽の女の子はシンジの前に歩み出ると、小脇に抱えていたバインダーを両手に持ち替えてペコリとお辞儀をした。

「えっと、今更ですが碇さんの管理担当医官、鈴原サクラ少尉です。よろしくです」

サクラはお辞儀をした姿勢のまま、顔を上げてシンジを見た後で、もう一度礼儀正しく顔を下に向けた。


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