4:名無しNIPPER[sage]
2019/06/09(日) 21:39:17.47 ID:OaQWpLoh0
あかり「…わたしは…誰なの…ここって…」ハァハァ
自分が誰かもここが何処だかもわからない恐怖が体を蝕んでいく。
自然に呼吸が荒くなり、少しでも手がかりを探そうと瞳が動く
あかり「こ、怖いよぉ…だ、だれか…あれ」
ふと机に置かれているカッターが目に入る。
それに手を伸ばす。
あかり「そうだ…これで…この辛さから解放される…よね」カチカチ
刃を伸ばしていく。
そして、両手で持って大きく振りかざす。
あかり「さようなら…わたし…」
カッター自分の腹部めがけて突き刺した。
あかり「あ…はは…こ、これで…」
痛みと同時に安堵感が生まれる。
記憶も名前も忘れた少女はゆっくりと崩れ落ちた。
38Res/16.65 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20