【ミリマスSS】ジュリア「2人で」静香「星に届くまで」
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22: ◆uYNNmHkuwIgM[sage saga]
2019/06/15(土) 01:13:20.72 ID:RP7gZ/wj0

ジュリア「届かないのは虚しいものさ。たまに、後ろ指さされてケラケラ笑われることだってある。腹わたが煮えくり返るくらいムカつくし、みっともなく泣きわめけたらなんて思うこともある」

ジュリア「でも、そういう濁流みたいな負の感情に負けちゃダメだ。そういうひとつひとつの悔しさ、恥ずかしさを全部叫びに変えてやればいいんだ」

以下略 AAS



23: ◆uYNNmHkuwIgM[sage saga]
2019/06/15(土) 01:14:33.75 ID:RP7gZ/wj0

シズはアタシの話を聞いて、すこし困り眉で笑って夜空を見上げた。

静香「私も同じ気持ちです。届かないなら、届くまで頑張るしかないんだと思います」

以下略 AAS



24: ◆uYNNmHkuwIgM[sage saga]
2019/06/15(土) 01:16:59.09 ID:RP7gZ/wj0

そうだな。少し手を伸ばしたくらいじゃあの夜空には届かないなんて、物心がついてないガキにだって分かるよ。

だから、ここからいなくなったアイツらは、諦めて逃げた腰抜けなんかじゃない。アイツらは賢かったんだ。夜空の星が遠くにあることをきちんと理解して、そんで身を引いたんだ。

以下略 AAS



25: ◆uYNNmHkuwIgM[sage saga]
2019/06/15(土) 01:20:15.07 ID:RP7gZ/wj0

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ジュリア「あ、そういえば」

以下略 AAS



26: ◆uYNNmHkuwIgM[sage saga]
2019/06/15(土) 01:21:27.32 ID:RP7gZ/wj0



ジュリア「答えは『本物の歌の前では、誰もが耳を傾けざるをえなくなる。だから、本物の歌を歌えばいいだけのこと』」

以下略 AAS



27: ◆uYNNmHkuwIgM[sage saga]
2019/06/15(土) 01:25:52.51 ID:RP7gZ/wj0


オーケー!最高だ!そうだな、同じとこまでなんて言ってたら、あのバケモノに勝てるわけがない。良かったよ、シズがパートナーになってくれて。

アタシはシズと食べ物の好みも違うし、服の好みも違う。でも、音楽にかける情熱や抱えてるもの、バカさ加減は似てるのかもな。
以下略 AAS



28: ◆uYNNmHkuwIgM[sage saga]
2019/06/15(土) 01:26:42.25 ID:RP7gZ/wj0

##########

ひと通りストリートの音楽を堪能した後、ホテルに戻ろうとした途端、シズが少し外れにいた1人のミュージシャンを指差した。

以下略 AAS



29: ◆uYNNmHkuwIgM[sage saga]
2019/06/15(土) 01:27:35.37 ID:RP7gZ/wj0


その子がやっている曲には聞き覚えがあった。

暗闇の中、一筋の光だけを頼りに走って、つまづいて、もがいて、転んで、また立ち上がる歌。アタシに流れる血の滾りを、そのまま音に変換したような曲。
以下略 AAS



30: ◆uYNNmHkuwIgM[sage saga]
2019/06/15(土) 01:29:24.73 ID:RP7gZ/wj0
静香「ジュリアさん、聞いていかなくていいんですか?」

スタスタと歩き去ろうとするアタシに、シズが不思議そうに問う。

ジュリア「あぁ、バレちまったら大変だからな。やめとくよ」
以下略 AAS



31: ◆uYNNmHkuwIgM[sage saga]
2019/06/15(土) 01:30:05.75 ID:RP7gZ/wj0

終わりだよ〜(◯・▽・◯)
福岡楽しみです(両日現地

味付けの濃いD/Zealになったので、またぴょんさんに怒られてきますね...。
以下略 AAS



32: ◆uYNNmHkuwIgM[sage saga]
2019/06/15(土) 01:30:55.32 ID:RP7gZ/wj0

【参考】
「ハーモニクス」 D/Zeal
「餞の鳥」 D/Zeal
「スタートリップ 」 ジュリア
以下略 AAS



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