239: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/21(金) 23:16:33.95 ID:ob1y39C80
  
 「それでそれで、昨日はどーだったんだ!?」 
  
 「ミキがアドバイスしたんだから、勿論モノにしたよね?」 
  
240: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/21(金) 23:17:02.48 ID:ob1y39C80
  
 夜、寝ようとしたら亜美に声をかけられた。 
  
  
 「兄ちゃんとはうまくいってんの?」 
241: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/21(金) 23:17:42.25 ID:ob1y39C80
  
 「そんで?」 
  
 「えっ?」 
  
242: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/21(金) 23:21:11.48 ID:ob1y39C80
  
 別に、兄ちゃんは真美を選んでくれるって約束したわけじゃないし。 
  
 キスだって、真美が一方的にしただけ。 
  
243: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/21(金) 23:21:39.83 ID:ob1y39C80
  
 真美はその日を待ち続けながら、ずっと兄ちゃんの傍にいた。 
  
 その間、色んなことがあった。 
  
244: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/21(金) 23:22:22.08 ID:ob1y39C80
  
 「兄ちゃん、何生まれそうな声出してんの?」 
  
 「生まれないから困ってるんだよ」 
  
245: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/21(金) 23:22:50.01 ID:ob1y39C80
  
 真美は二枚の紙きれをポケットから出す。 
  
  
 「兄ちゃん兄ちゃん、これなーんだ!」 
246: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/21(金) 23:23:46.31 ID:ob1y39C80
  
 兄ちゃんの返事は、真美をさいだいきゅーにがっかりさせるものだった。 
  
  
 「悪い、用事が入ってるな……」 
247: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/21(金) 23:24:12.37 ID:ob1y39C80
  
 でも兄ちゃんにも、色々と都合があるよね。 
  
 急に仕事入っちゃったのかもしれないし、友達と会ったりするのかもしれないし。 
  
248: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/21(金) 23:31:51.49 ID:ob1y39C80
  
 「でも真美、なんか暗いかも。どうしたの?」 
  
  
 とりあえずさっきの発言は聞こえてなかったみたいで良かったぁ……。 
462Res/282.83 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 
書[5]
板[3] 1-[1] l20