アンチョビ「一万回目の二回戦」
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128: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/14(日) 22:10:50.39 ID:8naFKaaW0

 残された我々はしんと静まりかえってしまったが、やがてカルパッチョが「ドゥーチェ」とぽつり言葉を吐く。

 その声色がなんだか湿っぽく、私はそれを吹き飛ばすよう、できるだけ明るく言葉を返した。

「まー、わからないことは残っているが、とにかく情報を整理するかー」
「記憶違いもあるだろうし、お互い、覚えてることを共有しないとな」
「やるぞ、カルパッチョ」

 カルパッチョは黙って頷いた。



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