【モバマス】 木村夏樹「道とん堀には人生がある」
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13:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/15(月) 02:55:38.38 ID:VQj+6fZHO
  
  
 (さて、どうしたものか……) 
  
  
14:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/15(月) 03:00:26.58 ID:VQj+6fZHO
  
  
 (いつもなら、こんな風にくっついてこない) 
  
  
15:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/15(月) 03:06:11.21 ID:VQj+6fZHO
  
  
 「珍しいね、プロデューサーさん。そっちから誘うなんてさ」 
 「お前、最近浮かない顔してただろ? さあ、行くぞ」 
  
16:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/15(月) 03:10:29.78 ID:VQj+6fZHO
  
  
 「それで、どこへ行こうって言うんだい?  高速にまで乗っちゃってさ」 
 「……着いてからのお楽しみってやつだ」 
 「なるほど、それじゃ野暮なことは聞かないさ。アンタと一緒なら、別にどこだっていい……」 
17:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/15(月) 03:16:26.66 ID:VQj+6fZHO
  
 「……とりあえず、着いたぞ」 
  
  
  約二時間弱、高速を乗り継いで到着したのは茨城県。 
18:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/15(月) 03:21:22.85 ID:VQj+6fZHO
  
  
 「じゃあ、お休み……」 
 「まったく……。粋じゃないね、アンタは……」 
  
19:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/15(月) 03:32:24.31 ID:VQj+6fZHO
  
  彼女は何かを悟ったように、一人呟く。そしてどこか諦めも混ざったような声音で、ゆっくりと語っていった。 
  
  
 「このまま『ノッキンオンヘブンズドア』みたいに、『イージーライダー』みたいに、どこまでも行ってしまいたかった……」 
20:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/15(月) 03:39:51.99 ID:VQj+6fZHO
  
  
 「どうもすみません、いつも娘がお世話になっております……」 
  
  
21:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/15(月) 03:45:45.97 ID:VQj+6fZHO
  
  
 「――それでは、乾杯!」 
  
  
22:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/15(月) 03:51:11.86 ID:VQj+6fZHO
  
  
  彼の違和感、その答えは翌日にあった。 
  
  
23:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/15(月) 03:55:10.58 ID:VQj+6fZHO
  
  
  
  いつの間にか正午を周り、午後はゆっくりと過ぎていく……。 
  
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