魔王「魔物使い、貴様はどのような世界を望む?」魔物使い「ほえ?」
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10:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/18(木) 23:22:04.88 ID:Yz/20wypO
「これでよいか?」
「ご配慮感謝します、魔王様」
「何度も言うが、我は貴様の裸体になど全く興味はないからな。肝に銘じておけよ」
「ボロン!」
「ッ……!?」

特徴的な効果音を耳にして、魔王がその赤い瞳をあらん限りに見開くと、そこには服を着たままの魔物使いがニタニタ笑みを浮かべており。

「うっそぴょーん!」
「うがぁっ!?」
「あ! やめっ! やめて! 噛みつかないで!」

キレた魔王に頭をかじられ、額にくっきり歯型をつけた魔物使いはイソイソと着替えた。
無論、魔王はその間、固く眼を閉じている。

「……まだか?」
「まだイチモツが仕舞いきれておりません」
「またそうやって我の気を引こうとする……」
「冗談です。はい! 着替えましたよ!」

とうとう拗ね始めた魔王に焦った魔物使いは、手早く着替えを済ませ、ポージング。

「似合いますか?」
「……まあまあ、だな」
「それは良かった!」
「……気に入ったのならば、よい」

心底嬉しげに喜ぶ魔物使いの毒気のない笑顔を見て、魔王の機嫌はなんとか持ち直した。


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