17: ◆vlTFewOdSQ[saga]
2019/07/22(月) 07:07:02.18 ID:0XSXQMn60
* * *
王女様直々に街を案内される。
王女「ここが魚屋さん、反対側がお花屋さんでして……」
大きな家だなとは思っていたものの、こんな一つの街みたいになっているとは思わなかった。案内されて歩いているけれど。お店が並んでいる中で所々に家もあって。私たちの暮らしている秋葉原とほとんど変わらないと思う。
王女「にこさん?」
にこ「はい!」
王女「これから私の住む家へ案内します」
にこ「やはり大きな宮殿だったりするんですか?」
王女「宮殿ですか……。それだったら面白いんですけれど、残念ながらこの木の中はそれ程土地が広くありません」
にこ「そういえば木の中なんですものね」
忘れかけていたけれどここは木の中だった。
王女「ええ。ですから位が高いものほど上の階へ行く仕組みとなっております」
にこ「なるほど、そういう事ですか」
王女「というわけで最上階へと案内いたしますね」
にこ「わかりました」
恐らくそんなに気にして敬語を使わなくて良いのだろうけどつい敬語が出てしまう。というのもこの王女は絵里と同じ声をしていた。
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