22: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/07/24(水) 10:15:12.12 ID:lYLqPDaj0
  
 男「……しかし、あなたは不思議な方です」 
  
 男「私のこの想い、心苦しくて今まで誰にも打ち明けたことはなかったのですが…」 
  
 男「なぜでしょう、あなたの前では自然と口をついて出ていました」 
  
 男「それでいて、その想いを笑うことなく受け止めてくれる……もしかしたらあなたは、私にとっての女神様なのかもしれません」ニコッ 
  
 女「…っ」 
  
 女「そ、そんな女神様だなんて、持ち上げ過ぎですよ…」 
  
 男「…そうですね、女神様はそのように可愛らしい照れ方をされないでしょうからね」フフッ 
  
 女「〜〜!」 
  
 女「……もぅ……」 
  
 女(………ふふ) 
  
 女「……その、よろしければお名前を教えて頂けませんか?」 
  
 男「はい、構いませんよ」 
  
 男「男、と申します。しがないただの学生です」 
  
 女「まあ、そうでしたの!私てっきりもう少しお歳を召しているものだと……ごめんなさい」 
  
 男「よく言われます。これでもまだ高等部なのですけどね」 
  
 女「私もです」 
  
 女「……私は、女と申します」 
  
 男「!」 
  
 女「しがない……とは言えませんが、一学生をしています」 
  
  
  
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