4: ◆C2VTzcV58A[saga]
2019/08/08(木) 00:23:26.02 ID:6wqhlklP0
廊下へ出て
ちとせ「千夜ちゃんさ、よく気づいたね」
千夜「気づいた? 何にでしょうか」
ちとせ「あの人が鼻の下伸ばしてたってこと」
千夜「ああ、そのことですか。一目瞭然でしたので」
ちとせ「そう? 私は気づかなかったけど」
千夜「そうですか。まあ、そういうこともあると思います」
ちとせ「ふーん? そっかそっか、千夜ちゃんにとっては一目瞭然だったのか」
千夜「悪い顔をしていますが、いったい何をお考えなのですか」
ちとせ「千夜ちゃん♪ 私、華のJKとして恋バナが聞きたいのよね〜」
千夜「お戯れを……恋をしていない者が恋バナをすることはできません」
ちとせ「本当?」
千夜「経験のない者が語ったところで、意味はないでしょう」
ちとせ「いや、そっちじゃなくて……ま、いいか」
ちとせ「私としては、千夜ちゃんが生き生きしているなら嬉しいし♪」
千夜「生き生きしている……私が?」
ちとせ「うん♪ あの魔法使いを叱ってる時の千夜ちゃん、元気だよ〜?」
千夜「………」
ちとせ「どう? 思い当たる節ある?」
千夜「……確かに、あの男と話していると……」
ちとせ「うんうん♪」
千夜「お嬢様。私は……」
ちとせ「なぁに?」
千夜「私は………」
千夜「私は潜在的サディストなのでしょうか」
ちとせ「うーん思ってたのと違う反応」
千夜「あの男と話していると、心の奥のどす黒いモノが溢れ出るようで、それがどこか心地よく……」
ちとせ「それ以上は黒雪ちゃんになっちゃうからやめよう? ね?」
千夜「お嬢様、そのセンスは少しオヤジ臭いのでは」
ちとせ「うーん、サディスト!」
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