天海「アイランドモード?なんすかそれ?」小泉「パート2よ」
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341: ◆6V8mSlZQhU[saga]
2019/11/02(土) 15:18:01.48 ID:iAJLNGNK0

天海「何言ってるんすか?」

振り返り、俺は王馬くんを恐らく睨んでいた。きっとそれは彼の意図が分からない苛立ちからのものだろう。

王馬「何って、言葉通りの意味だよ?……そろそろ答え合わせといこうよ」

天海「いらないっすよ」

俺はドアノブを再び握った。

だが不思議とそれ以上の行為が出来なかった。

王馬「オレの隠していることを知りたがっていたのは天海ちゃんじゃん。いまさらそんなの通用しないよ?」

天海「……」

王馬「ま、オレの秘密っていうか、たまたま知っちゃっただけって言ったほうが適切かもしれないけどね」

王馬「何れにせよ、オレは天海ちゃんを傷つけるために、ここに来たわけじゃない。啓示を与える、いわば天使みたいなものだよ」

天海「天使は天使でも、堕天使じゃないっすか」

彼は俺の物言いが気にくわなかかったらしく、無言でふて腐れてる様子だった。

王馬「……そこまで言うなら、一つ思い出して欲しいんだけどさ、オレと天海ちゃんがあの浜辺で最初に話した時、オレは『弱ってる人を弄るのはツマラナイ』って言ったはずだよ?」

天海「そういえば……そうっすね」

あの時の光景が最早、何年も前のことのようにすら思える。

思えば、この島で最初に話したのは王馬くんだった。


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