天海「アイランドモード?なんすかそれ?」小泉「パート2よ」
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344: ◆6V8mSlZQhU[saga]
2019/11/02(土) 16:00:58.41 ID:iAJLNGNK0
『好感度総和数』
指定した人物に対する他の15人の好感度の総和を閲覧できます。

『希望の欠片総和数』
指定した人物に対する他の15人の好感度の総和を閲覧できます。

『人物への好感度/希望の欠片』
選んだ人物の各人物に対する好感度・希望の欠片を見ることができます。

『好感度ランキング』
本カリキュラム適用人物が獲得した好感度の合計が多い順に並べます。

『希望の欠片ランキング』
本カリキュラム適用人物が獲得した希望の欠片の合計が多い順に並べます。

──────────────────


何もおかしいところはない、以前と同じメニューがあり、ディスプレイに触れば反応する。

壊れている様子もなく、正常に動作している。

王馬「人物への好感度/希望の欠片、を押してみて」

天海「はい」

言われた通り押す。すると十六名の生徒の名前が五十音順に並んでいた。

赤松楓、天海蘭太郎、etc……と。

一瞬、自分の名前があることにびっくりしたが、モノクマが使う品だから全員分見れて当たり前か、と自己解決する。

天海「で、この後どうすればいいんすか?」

王馬「……覚悟を決めてよ?」

天海「覚悟?」

心構えなんて聞いていない、液晶をどうすればいいかを問うたのに、覚悟を決めろ、と言われた。

この液晶を見るのに覚悟?

そして、彼は俺に自分の知っていることを知らせたいのか、知らせたくないのか、どっちなんだ?

そう思わざるをえない。

天海「えっと、そうじゃなくて…」

俺が再度、彼にどうすれば聞こうとした時、彼の小さな手が伸び、液晶パネルのある箇所が押された。

俺は彼のその突発的行動に驚きながらも、律儀に、注意深く、彼がどこを押したのかを見ていた。


『天海蘭太郎』


何年も自分の名前を見る機会はあるが、その時ばかりは脳に刺さるほど、その字面が印象深く残ったことは、今の今までなかった気がする。


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