八雲みたま「第2回ミラーズカップ開催よ〜♪」
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55: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2019/09/01(日) 02:07:03.67 ID:EuHZjDgH0


杏子「ハァッ・・・ハァッ・・・」

やちよ「あなた、結構粘るのね。だけどいつまで持つのかしら?」ヒュンヒュン

杏子(こいつ・・・息一つ切らしてない・・・。まだ余裕があるってのか・・・。勝ち筋が見えねえ・・・)

杏子(それに依然全然魔法を使ってこない。まさか本当に昔のあたしみたいに魔法が使えないのか? だったらやっぱりここはゴリ押しすれば勝てるか・・・?)

杏子(いや、まて。そう思わせる作戦なのかもしれない。下手に仕掛けたら土壇場になって大技で勝負をひっくり返される。マミだって最初の内は銃が使えなかったのに、一年かそこらで今の派手な魔法を極めたんだ。後発のあたしも幻惑魔法が使えなくなってから訓練して新しい魔法を身に着けたんだ。だが、やちよは7年だ。7年も魔法少女として生き延びているやつなんだ。とんでもねえ魔法がたくさん使えるに決まってる)

杏子(でも実際、こいつは一回戦二回戦と自分一人で相手を倒したことがない。本当にそんな大技を使えるのか・・・? ってことはやっぱり魔法が使えないと考えるべきか・・・?)

杏子(いや、やっぱり決勝戦まで手の内を隠していたのかもしれねえ。7年も魔法少女やってりゃあ、あたしが思いつかないほどの駆け引きや戦術を持っていてもおかしくない)

杏子(しかし・・・・今までの戦いぶりを見るにそれほどの余裕のある勝ち方をしているようには見えなかったが・・・。いや・・・余裕がないと思わせる演技だったか・・・? そういやこいつ、十七夜やこのはが相手でも接戦しつつも一回も攻撃をくらってなかった気がするし・・・)

杏子(実際どうなんだ? やっぱり・・・いやっ、しかし・・・)

杏子(ああっ! クソッ! どれが本当なんだ! 頭がこんがらがってくる!)

杏子(まさか・・・こうやってあたしを混乱させるのもやちよの作戦の内か・・・? んっ・・・? 仮にそうだとして、なんでそんな面倒なことをする必要がある? なんで一気に勝負を決めようとしない? 無駄にあたしと槍をぶつけ合っているようにしか思えない・・・)

杏子(それになんで透明射撃であたしの背中を撃たない? 一発二発程度なら防げると思うが、正面のやちよを相手にしつつ後ろから連発されたらさすがにあたしも持たない。射撃は場所が割れるからあんまりしたくないのか?)

杏子(それにさなの透明盾も・・・。透明・・・・。あれ? そういや、さっきからこいつ一人で戦ってないか・・・? さなたちはどうした・・・?)

杏子(・・・・あっ! そうかっ! やちよの狙いは時間稼ぎか!)


杏子《おいっ! マミ! さやか! さなの援護はあるかっ?!》テレパシー

さやか《なに急に!? あたしはこのハンマーを凌ぐのが手いっぱいでそんなの気にしてられないよ!》

マミ《私はずっと由比さんと一対一で戦っていると思うけど・・・。あっ! そういうことね!》

マミ《鹿目さん! 相手の透明援護がなくなってきたみたい! そろそろよ! フラッグに注意して!》

まどか《あっ、は、はいっ!》


やちよ(やっぱ苦しいわね・・・激しい運動をしながら細い呼吸を続けるのは・・・。脳の酸素が足りなくて頭がクラクラする・・・。今すぐ大口を開けてゼーハーしたい・・・。欲を言うなら酸素ボンベが欲しい・・・)

やちよ(でもそんなことしたら私に余裕がないと見抜かれる。今は耐えないと・・・。鶴乃みたいに普段からもっと鍛錬しておくべきだったかしら・・・・)

やちよ(だけど十分な時間は稼げたはず・・・! 二葉さん後は頼んだわよ!)







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