【安価】安価ファンタジー冒険者で地の文多めのマジメなやつ
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121: ◆a0UdM47R7d2e[saga]
2019/09/08(日) 21:22:56.15 ID:c4RcVj2E0
迫りくるゴブリンの群れにミアは声にならない悲鳴を上げた。
ギィィギィと耳障りな怨声を放つそれらが余りに醜悪だったためだ。

まず目につくのは濁った黄土色の眼球だろう。
まるで反吐か何かのような強膜の中央を黒い瞳孔が縦に裂き、青黒い血管が周囲を這う。
全身の皮膚もまたそのおぞましさは変わりない。
汚泥を思わせる斑な暗褐色の肌はどこもかしこも引き攣り歪んでいる。

人間と同じくするのは大まかな形だけ。
だというのにどこからか奪ったらしいボロの衣服を纏っているのも不快感を掻き立てた。


異形の群れは総身に憎しみをみなぎらせ汚らしい乱杭歯を剥き出しに吼え立て、走る。

体格は小柄で人の子供程度とはいえ、それは明確な人類の外敵だった。
この世の悪意というものを煮詰めた何かのようだとさえ思えた。
囚われたなら自死すべきとの教えは確かだったとミアは改めて思い知る。
確かに彼らであれば、どのような悪逆を犯したとて何の不思議もないと。



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