夢見りあむ「ぼくは弱いから君の手を取った」
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4:名無しNIPPER[saga]
2019/09/15(日) 11:33:58.03 ID:QSLC9P+h0
ほんの少しだけあった気がかりもこれで解消されて、少女のそばを通り過ぎ、りあむは帰路へと歩みを進める。

一歩、二歩、三歩。

(…………あれ?)

ふと、気になってしまった。

(あのスーツの人、あの子のなんなんだろう)

父親にしては若すぎるし、お兄さんかな?けっこう歳の離れた兄妹なのか。

「……」

『もしかしてエンコー……って流石にないない』

コンビニに入る前の何気ない冗談が脳内再生される。

(いやいやいや、だから何ってことだし。大人しそうなあの子が実はビッチだったからって、べつに?ぼくが気にする必要ないわけで?)

(そういうのどうかと思うけど、でも本人の意思でやってることをわざわざ止めるとかめんどくさい。ぼくは今から帰ってぼっちパーティーをするんだから。はいさい、やめやめ)

自分に言い聞かせて、はやくあの少女について考えることはやめよう。



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