高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「お団子のカフェで」-SS速報VIP

高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「お団子のカフェで」

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1:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/15(日) 21:35:50.76 ID:EZvHZ5HV0
――おしゃれなカフェ――

高森藍子「～～～♪」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

北条加蓮「…………」

藍子「～～～♪」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

藍子「？」

藍子「！」ｺﾞｸﾝ

藍子「こんにちは、加蓮ちゃんっ」

加蓮「……う、うん。こんにちは、藍子」

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2:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/15(日) 21:36:56.86 ID:EZvHZ5HV0
レンアイカフェテラスシリーズ第８５話です。

＜過去作一覧＞
・北条加蓮「藍子と」高森藍子「カフェテラスで」
・高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「カフェテラスで」

3:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/15(日) 21:37:26.62 ID:EZvHZ5HV0
藍子「……？　どうしてそんな、ぽか～んとした顔をしているんですか？」

加蓮「いや……。美味しそうに食べてるなーって」

藍子「はあ」

4:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/15(日) 21:37:56.33 ID:EZvHZ5HV0
藍子「もうっ。秋の大事な行事です。忘れてしまったら、菜々さんや夕美さんが悲しんでしまいますよ？」

加蓮「ウサミンはともかくなんで夕美？」

藍子「ときどき、うさみみをつけてぴょんぴょんしていますから♪」

5:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/15(日) 21:38:27.37 ID:EZvHZ5HV0
藍子「加蓮ちゃんも、参加しなくていいんですか？　ほら、うさぎさんのイベントですよ？」

加蓮「は？」

藍子「え？」

6:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/15(日) 21:38:57.08 ID:EZvHZ5HV0
加蓮「……で？　ちょーっと聞いてみたいんだけど。なんでウサギのイベントなら私が参加することになるの？」

藍子「？　だって、この前のお話で、加蓮ちゃんはうさぎさんだってことになったから――」

加蓮「それ藍子が言ってるだけでしょうが！　違うってば！」

7:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/15(日) 21:39:27.50 ID:EZvHZ5HV0
藍子「ううん。深く質問しちゃったから、私が興味を持っているって思われちゃったのでしょうか。その後、菜々さんからの勧誘を断り続けるのが、ちょっと大変で……」

加蓮「あー……」

藍子「でも、菜々さんはとてもいい人なので、あんまり無理強いはされませんでした。……逆に、ちょっと強く拒否しすぎたのが悪かったかな、なんて思っちゃって……」

8:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/15(日) 21:39:57.47 ID:EZvHZ5HV0
藍子「え～っと」

藍子「みんみんみんっ、みんみんみんっ、う～さみんっ♪」（withうさ耳ポーズ）

藍子「こんな感じ？」

9:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/15(日) 21:40:26.61 ID:EZvHZ5HV0
藍子「ほらほら。加蓮ちゃんはうさぎさんなんですから。やってみてくれてもいいじゃないですか～」

加蓮「違うってば」

藍子「でも、加蓮ちゃんは寂しがり屋さんですよね？」

10:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/15(日) 21:40:56.11 ID:EZvHZ5HV0
藍子「事務所から帰る時に、外が思っていたより暗くなっちゃっていましたから、誰かいないかな？　って思って、歩き回っていたら、いつの間にかレッスンルームまでたどり着いていて」

加蓮「お散歩がいつの間にか放浪になってない？」

藍子「そうしたら、加蓮ちゃんを見かけたけれど……一生懸命、自主レッスンをやっているから、邪魔しちゃ悪いかなって思って――」

11:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/15(日) 21:41:56.97 ID:EZvHZ5HV0
加蓮「……私はあの日はモバＰ（以下「Ｐ」）さんに説教されながら送ってもらったけど、アンタはどしたの？　外、真っ暗だったでしょ」

藍子「大丈夫ですっ。ちゃんと、お父さんに送ってもらいました。お仕事帰りで、近くまで寄っていたみたいなので」

加蓮「そっか」

12:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/15(日) 21:42:29.87 ID:EZvHZ5HV0
藍子「加蓮ちゃんって、」

加蓮「言っとくけど。言っとくけどね？　アンタのような子はちょっと油断してたらすぐ悪い大人が騙しに来るのよ？」

加蓮「それにいつもの道とか散歩コースだからって、気を抜きすぎないこと」

13:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/15(日) 21:42:57.37 ID:EZvHZ5HV0
藍子「ずい分、お話が逸れてしまいましたね」

加蓮「いつものことでしょー」

藍子「確か、加蓮ちゃんがうさぎさんで、うさみみをつけるってお話――」

14:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/15(日) 21:43:27.53 ID:EZvHZ5HV0
加蓮「んぐんぐ……美味しーっ。もちもちしてて甘すぎなくて。うん、もう１個♪」ﾋｮｲ

藍子「だめ～っ！」ｶﾞｰﾄﾞ!

加蓮「む。別にいいじゃん」

15:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/15(日) 21:43:58.00 ID:EZvHZ5HV0
加蓮「……ん？　この後お団子パーティーなのに、アンタ今からお団子食べてるの？」

藍子「……」ﾋﾟｸｯ

加蓮「パーティーいつからだっけ。えーと５時からだから……あと３時間もないよ？　お腹いっぱいになるでしょ」

16:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/15(日) 21:44:27.96 ID:EZvHZ5HV0
加蓮「……」

藍子「……」

加蓮「…………」

17:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/15(日) 21:44:57.02 ID:EZvHZ5HV0
藍子「～～～～～～♪」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

加蓮「ほっぺたにいっぱいお団子頬張ってる藍子の姿、いろんな人に見せてあげたいくらいだね――」

加蓮「って、どうせこの後事務所でも食べることになるんだっけ……」

18:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/15(日) 21:45:27.08 ID:EZvHZ5HV0

□　■　□　■　□

藍子「ごちそうさまでしたっ」

19:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/15(日) 21:45:57.59 ID:EZvHZ5HV0
加蓮「今気づいたけど、カフェの中、すっかり秋モードだね」

藍子「はい。入り口の横には、紅葉を模した植物模型が置いてあって……」

加蓮「壁紙は秋色一色。扇風機や風鈴は、当然片付けられてあって」

20:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/15(日) 21:46:27.46 ID:EZvHZ5HV0
加蓮「そして何より――」

藍子「それに、何よりも――」

加蓮「メニューにずらっと並ぶ"お団子"一覧！」

21:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/15(日) 21:46:57.72 ID:EZvHZ5HV0
加蓮「他には……くすっ。りんごって何。写真がもうりんご飴じゃん……！」

藍子「あの……加蓮ちゃん？　これ以上このお話をすると、食べたくて我慢できなくなるので、このお話はその辺にしませんか？」

加蓮「……。えーと、きなこ三色ごま栗ずんだ――」

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