北条加蓮「藍子と」高森藍子「向かい目線のカフェで」
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1:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/23(月) 19:54:57.40 ID:1ie/rsgT0
――おしゃれなカフェ――

北条加蓮「ねえ、藍子」

高森藍子「なに? 加蓮ちゃん」

加蓮「あのさ」

加蓮「えーっと……」

加蓮「……」

加蓮「……な、何注文しよっか?」

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2:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/23(月) 19:55:32.65 ID:1ie/rsgT0
レンアイカフェテラスシリーズ第86話です。

<過去作一覧>
・北条加蓮「藍子と」高森藍子「カフェテラスで」
・高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「カフェテラスで」
以下略 AAS



3:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/23(月) 19:56:03.10 ID:1ie/rsgT0
藍子「……加蓮ちゃん? さっき、ハーブティーを注文したばかりですよ」

加蓮「そだっけ……? うん、そうだったね」

藍子「今日もお客さん、ちょっぴり多いですから……」キョロキョロ
以下略 AAS



4:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/23(月) 19:56:33.18 ID:1ie/rsgT0
藍子「はい。加蓮ちゃんの分」

加蓮「ん」ウケトル

藍子「ではいただきます。ずず――」
以下略 AAS



5:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/23(月) 19:57:03.00 ID:1ie/rsgT0
藍子「加蓮ちゃん。ちょっとだけ、スマートフォン、失礼しますね」

加蓮「……? ん」

藍子「ふんふん……。ふんふん……」
以下略 AAS



6:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/23(月) 19:57:32.90 ID:1ie/rsgT0
藍子「ほら、両手で、カップを握って……」

藍子「少し近づけるだけで……ほら、リラックスできるいい香りがしてきますよね。なんだか、体を包み込んでくれるみたい……」

加蓮「――」ボー
以下略 AAS



7:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/23(月) 19:58:03.20 ID:1ie/rsgT0
藍子「加蓮ちゃん。落ち着くことが、できましたか?」

加蓮「……」

加蓮「……藍子」
以下略 AAS



8:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/23(月) 19:58:32.74 ID:1ie/rsgT0
加蓮「……。……あ、もしかして。藍子」

藍子「はい、何ですか?」

加蓮「アンタ誰かから、っていうかモバP(以下「P」)さんから私のことで何か頼まれてた?」
以下略 AAS



9:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/23(月) 19:59:03.07 ID:1ie/rsgT0
加蓮「今日珍しく藍子の方から誘ってくれたよね。それもPさんの差し金なの?」

藍子「ううぅっ」

加蓮「どうせ私絡みでまた余計な――」
以下略 AAS



10:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/23(月) 19:59:32.77 ID:1ie/rsgT0
藍子「……あの。最近の加蓮ちゃんのスケジュールをPさんから聞いたんですけれど」

加蓮「うん――げっ」

藍子「どうして夜までお仕事して、反省会とミーティングをした後、さらに自主レッスンまでしているんですか?」
以下略 AAS



11:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/23(月) 20:00:34.00 ID:1ie/rsgT0
藍子「加蓮ちゃんのお母さんから、この前聞かれましたよ。最近事務所に泊まることが増えているけれど、藍子ちゃ――私は何か知らない? って!」

加蓮「なんで藍子に……。い、一応連絡はしてるよ? 仕事で忙しくなったことも伝えて――」

藍子「そういうことじゃないと思いますっ」
以下略 AAS



12:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/23(月) 20:01:02.38 ID:1ie/rsgT0
加蓮「……半分は本当だよ。本当に本当のこと」

藍子「もう半分は?」

加蓮「自覚はしてる」
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/23(月) 20:01:32.35 ID:1ie/rsgT0
藍子「Pさん、ずっとうんうん悩んでいましたよ」

藍子「今の加蓮ちゃんは、すごく頑張っているけれど、無理をしているようには見えない。だから邪魔をしない方がいいかもしれない――」

加蓮「でも心配しちゃう、と?」
以下略 AAS



14:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/23(月) 20:02:03.35 ID:1ie/rsgT0
藍子「加蓮ちゃんなら、無理しすぎて倒れるようなことはもうないと思うけれど、精神的に余裕がなさそうに見える――って、Pさんは言っていましたね」

加蓮「……ほー。また随分と詳しいのね。それもさっきの催眠もどきで喋らせたの?」

藍子「へっ?」
以下略 AAS



15:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/23(月) 20:02:32.61 ID:1ie/rsgT0
加蓮「現実の催眠ってそういうものじゃないの?」

藍子「え? そうなんですか……?」

加蓮「いや私も詳しくは知らないけど。なんか心を落ち着かせたり、あと……身体の力を抜かせるんだっけ。立ち上がれなくしたり。一応不眠対策っていうのもあったような……」
以下略 AAS



16:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/23(月) 20:03:03.61 ID:1ie/rsgT0
加蓮「そっかー……。不安にさせちゃってたんだね。Pさんのこと。お母さんにもかな……」

藍子「……あ、でもPさん、加蓮ちゃんのことを、応援もしていたみたいです」

加蓮「応援?」
以下略 AAS



17:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/23(月) 20:03:33.25 ID:1ie/rsgT0
加蓮「さっきの言葉は、Pさんの口から直接聞きたかったなー?」

藍子「ふふ。ごめんなさい。今、私はPさんの代理役らしいのでっ」

加蓮「代理」
以下略 AAS



18:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/23(月) 20:04:02.96 ID:1ie/rsgT0
加蓮「……ハーブティー、ちょっと残っちゃってるね」

加蓮「んー……うん。一気に飲んじゃお!」ゴクッ

藍子「ああっ、なんだかもったいない――ううん。今は、一気に飲み干してしまいましょうかっ」
以下略 AAS



19:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/23(月) 20:05:04.09 ID:1ie/rsgT0
藍子「もうっ。久しぶりにカフェに一緒に来たのに。誰のことを頭に思い浮かべていたんですか〜」

加蓮「誰って――」

藍子「じと〜」
以下略 AAS



20:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/23(月) 20:05:33.07 ID:1ie/rsgT0
藍子「?? ……あっ」

藍子「加蓮ちゃんっ。え〜っと……。そ、それで何がごまかせると思っているの? ……ですか?」

加蓮「は? ……え、もしかしてそれってさっきの私の真似?」
以下略 AAS



21:名無しNIPPER[sage saga]
2019/09/23(月) 20:06:04.08 ID:1ie/rsgT0
藍子「店員さんに、お願いしちゃいましょう」

加蓮「お願い?」

藍子「いつもより、ちょっぴり甘い物を希望です、って♪」
以下略 AAS



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