723: ◆iEoVz.17Z2[sage saga]
2019/10/05(土) 21:18:17.65 ID:dIWqa2t10
 絵里(…つまり私、人間じゃない) 
  
 絵里(人間を元に造られたアンドロイドだ、でも人間じゃない……) 
  
  
724: ◆iEoVz.17Z2[sage saga]
2019/10/05(土) 21:19:06.61 ID:dIWqa2t10
  
  
 ポロポロ… 
  
  
725: ◆iEoVz.17Z2[sage saga]
2019/10/05(土) 21:20:15.10 ID:dIWqa2t10
  
  
 カチャッ 
  
  
726: ◆iEoVz.17Z2[sage saga]
2019/10/05(土) 21:20:50.27 ID:dIWqa2t10
 絵里(そこからは時が止まった、世界が動かなくなった。真空に包まれたみたいに音が聞こえなくなって、まるで私が絵本の一ページであったかのように動かなくなった) 
  
 絵里(その中で微かな動きを見せる赤く染め上げられたその記憶は一体どれだけ禍々しかったんだろう、今となってはもう分からない) 
  
 絵里(…次にその世界はどんな動きを見せるのかしら、それももう分からない) 
727: ◆iEoVz.17Z2[sage saga]
2019/10/05(土) 21:21:23.23 ID:dIWqa2t10
 今日はここで中断。 
 再開は明日か明後日にします 
728: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/07(月) 18:54:49.80 ID:hEQnKdja0
 〜 
  
 梨子「…はぁ」 
  
 果林「ちょっとまた私の溜め息吐かないでよ」 
729: ◆iEoVz.17Z2[sage saga]
2019/10/07(月) 18:55:35.95 ID:hEQnKdja0
 果林「どうする?」 
  
 梨子「私にどうするって言われましても……」 
  
 果林「完璧に開き直ってるわね、撃たれても死なないことを良いことにグレネードにだけ当たらないようにしてる」 
730: ◆iEoVz.17Z2[sage saga]
2019/10/07(月) 18:56:44.14 ID:hEQnKdja0
 果林「人殺すのに慣れちゃうとその刺激を上回る出来事が無くなって大して驚くことがなくなっちゃうのよね、最近の悩みだわ」 
  
 梨子「銃で撃たれても死なないってすごい驚くところだと思うんですけど…」 
  
 果林「死なない生き物自体は既にいるしそれがようやくアンドロイドにも行き渡ったって考えると案外すぐに受け入れられたわよ、鞠莉から初めて聞いた時は驚いたけど…あ、これ内緒ね♪」 
731: ◆iEoVz.17Z2[sage saga]
2019/10/07(月) 18:57:17.28 ID:hEQnKdja0
 ことり「………」カチャッ 
  
 曜「いいよことりちゃん、銃を下げて」 
  
 ことり「えっ…でも…」 
732: ◆iEoVz.17Z2[sage saga]
2019/10/07(月) 18:58:33.73 ID:hEQnKdja0
 果林「こんなところで会うなんて奇遇ね、そっちの調子はどう?」 
  
 曜「バッチリ…と言いたいところだけど絵里さんとルビィちゃんの連絡が取れなくて困ってるところだよ」 
  
 ことり「………」 
733: ◆iEoVz.17Z2[saga]
2019/10/07(月) 18:59:27.05 ID:hEQnKdja0
 梨子「…一つ言っていい?」 
  
 曜「ん?何?」 
  
 梨子「曜ちゃんには悪いんだけど…その絵里さんとルビィちゃんって子、連絡取れないんだよね?」 
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