【バンドリ×けいおん】唯「バンドリ?」香澄「けいおん?」
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204: ◆64sUtuLf3A[sage saga]
2019/10/03(木) 00:06:35.15 ID:10IwYkZZo
澪「音源か……たぶん私の実家にあると思うんだけど、やっぱり今からでも探して来た方がいいんじゃないか?」

律「今から行っても探してる時間ないだろ……ライブまで時間もないんだしさ……」

 律の言う通り、ライブまでの時間は刻一刻と迫ってきている。

 当然、ライブ当日までの間にも各々仕事があり、そして少しでも集まれる時間を作るため、今週いっぱいは全員の仕事も忙しくなることは既に決まりきっていた。

 本来、5人が2日も続けてこうして集まれる事自体が既に珍しいことなのだが……それでも、ライブまでに可能な限り時間を作り、仕上げに費やさなければならない。

 今現在も多忙を極める自分達が、どれ程過酷な道を歩もうとしているのか、今更になって律は実感していた。


紬「だ、大丈夫よ! みんなで力を合わせれば、きっとなんとかなるわ!」

唯「そ、そうだよ! あ、そうだ! もう一度演奏してみようよ!」

 気落ちしかけた皆の気を持ち直そうと、唯と紬が声を上げる。

 だが、その声も虚しく、全員の顔に僅かながら焦りの色が浮かんでいた。

 曲のマスターが無いということは、原曲を聴くことが出来ないということ。

 それは、手探りで曲そのものを構築しなければならないということ。

 譜面すらも無いこの状況でその時間を作り出すのがどれ程大変な事か……音楽に関わる仕事をしている者は特にだが、想像するだけで気が遠くなっていた。


律「あー、どうしよ」

 どうしようかと考えあぐねいていた時、がちゃりとした音を立て、スタジオの扉が開かれる。


直「お疲れさまです……あ、やっぱりやってましたね」

菫「お姉ちゃん、皆さん、どうも」

梓「直、それに菫も、どうしたの?」

 そこには、ノートパソコンなどの各種機材を手にした直と菫の姿があった。


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