103: ◆WO7BVrJPw2[saga]
2019/10/05(土) 13:03:14.03 ID:wPVlBLwf0
  
 P「一度、はっきり言ったと思ったんだけど」 
  
 美嘉「無理とか、応えられない、とか?」 
  
 P「……」 
  
 美嘉「まぁそれ自体はね。……でも、前に同じようなことあったなって」 
  
 P「前に?」 
  
 美嘉「いつか、アタシが手を繋ぎたいって言った時のこと」 
  
 P「はぁ」 
  
 美嘉「莉嘉だったらすんなりOKしてたでしょ、ってハナシ」 
  
 P「ああ」 
  
 美嘉「莉嘉には抱きつかせたけど、アタシにはさせなかった」 
  
 P「……」 
  
 美嘉「同じことかなって」 
  
 美嘉「アタシを遠ざけたい理由があるんじゃないかな、って」 
  
 P「いや……そっちだって顔合わせづらいだろ」 
  
 美嘉「うん。もっともらしい理由だよね」 
  
 P「……」 
  
 美嘉「ちょっとは、自分で考えたよ」 
  
 美嘉「なんでアタシの担当を外れたかったのかな……とか」 
  
 美嘉「莉嘉なら……そのまま担当から外れなかったんじゃないかな」 
  
 美嘉「まっ、莉嘉にはゴメンな話かもしんないけどね」 
  
 美嘉「全部アタシのためで、それでいて全部自分のため」 
  
 美嘉「アタシを遠ざけないといけなかった」 
  
 美嘉「アタシがダメになる前に」 
  
 美嘉「プロデューサーが、できなくなる前に」 
  
 美嘉「それってさ。アタシのこと」 
  
 P「まて」 
  
 P「それ以上言うな」 
  
 美嘉「……にひっ」 
  
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