63:名無しNIPPER[saga]
2019/10/07(月) 20:07:31.07 ID:pYPvRrqT0
静香「――……ハアッ、ハアッ、ハアッ……!」
……たった一曲。
たった一曲歌っただけで、こんなにも息を乱した静香の姿が今まであっただろうか。
何百メートル、何千メートルと全力疾走したかのような疲弊した姿。
だがその眼光は一分も曇っていない。
曲が終わってなお、誰一人、一言も発することができなかった。
が、そんな中ふうと大きく息を吐いて、
翼「あーあ、ずるいなぁ静香ちゃん。いきなり本気出しちゃうんだもん」
額を汗に濡らし、翼が笑顔でそう言った。
それを合図にしたかのように、次いで拍手が鳴り響く。
未来「すっ……すごいすごいすごぉーーい!!
静香ちゃん、す、すごかった! ほんとに、ほんとのほんとに、すっっっごく、すごかった!!」
P「……同感だよ。俺じゃなくたって、誰も文句なんて言わない……。
この曲を千早と歌うのは……静香。お前しか居ない」
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