梓みふゆ「鶴乃さん、鶴乃さん、起きてください」
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36: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2019/10/06(日) 22:31:15.26 ID:RQR8trEn0
みふゆ「・・・ふふっ、なるほど、そういうことですか」
やちよ「んっ? なにが?」
みふゆ「い〜え〜。なんでもなーいでーすよー」
やちよ「?」
みふゆ(ワタシがここに来た時に、気絶した鶴乃さんに、都合のよい幻覚を一度や二度見せてもイマイチ響かなかった理由が分かりました。
鶴乃さんはきっと、何か明確な偉業をただ単に成したいんじゃなくて、やっちゃんに導かれながら、道を誤らずに、いつまでも高みを目指していきたいんでしょう。
鶴乃さんにとってやっちゃんは、強くて、優しくて、それでいていつも厳しい言い方で正論を振りかざし間違ったことはちゃんと叱ってくれる人。そして、初めて心の内を知ってもらった人。
残念ながら鶴乃さんのお父さんは気弱な方ですから、今よりもっと上に行くためには、やっちゃんのような強い人にずっと側に居て欲しいと思っていた。
そんな想いを秘めていた鶴乃さんをウワサは感じ取っていたんでしょう。だからやっちゃんの方から『側に居てあげる』と言わせて、鶴乃さんと心を通じさせた・・・といったところでしょか。
そうしてウワサが鶴乃さんを助けてくれたのは良かった事なんですが・・・。本音を言うと、ワタシも鶴乃さんとのお付き合いは長い方なのに、ワタシ以上にウワサの方が鶴乃さんを理解しているというのはちょっと悔しいですね)
みふゆ「さっ、皆さん今日はもう帰りましょうか。灯花はワタシが家まで運びます」
やちよ「その子をちゃんと教育しておきなさいよ保護者。本当にみんな死にそうだったんだから」
みふゆ「あはは・・・そうですね、きつく言い聞かせておきますよ」
ももこ「車椅子は鶴乃が壊しちゃったんだろ。ねむちゃんはアタシが抱っこして運ぼうか。腕っぷしには自信あるから」
桜子「 |ねむは私が抱っこする| 」ズイッ
ももこ「あっ、そ、そお?」
やちよ「それじゃ、うちの子は私が運ぶわ。よいしょ」
鶴乃「・・・・・・」ズシッ
やちよ「ゔっ?! お、重い・・・・」
いろは「鶴乃ちゃん体大きいですから」
うい「普段からいっぱい食べていっぱい訓練してるからいっぱい筋肉が付いてるんだよきっと」
やちよ「そりゃ重いはずよ。はあ、本当に面倒をかけるんだから」
いろは「でも、面倒をかける子ほどかわいいんですよね」
やちよ「ふふっ、そうなのよ」
鶴乃「すやぁ・・・・」ニコッ
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