モバP「輝子が魔王になってしまった」輝子「Welcome to this crazy Time!!!」
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2: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2019/10/13(日) 20:28:40.00 ID:wdqEccZA0
モバP「輝子、軽い気持ちで親父ギャグなんてやるもんじゃないぞ。あれは修羅の道だ」

輝子「え……?」

モバP「シーンと静まり返った空間に、一部のオッサンだけが爆笑するあの温度差。クセになったら抜けられないんだ」

輝子「そっか……楓さん、修羅の道を歩いてたんだな」

モバP「そうだぞ。血まみれの道なんだぞ。血よりも濃厚なアルコールの匂いまで充満してるんだぞ。輝子にはまだまだ早い」

輝子「うぅ……暗くてジメジメした道しか歩けない私じゃ、とても無理だ」

モバP(その年でメタルやるよりかは楽な道なんだけどなぁ……)

輝子「ん……」

モバP「ん、何かあったか輝子?」

輝子「いや、その……」

モバP「言いにくいことか? 焦らなくていいからゆっくり教えてくれたら嬉しいな。ほら、ソファに座って。何か飲むか? レッスンの後だしオレンジジュースがいいかな? それとも炭酸にしようか」

輝子「あ、その……」

モバP「ほれ炭酸水。別に話したくなければ話さなくていいし、なんなら別の日にちゃんと場所と時間を用意しようか?」

輝子「そ、そこまでしなくていいから。ちゃ……ちゃんと……ゲロっちまうぜ」

モバP「ゲロるのは修羅の道入りだぞー。あそこは血とアルコールとゲロでできてるからなー」

輝子「血とアルコールだけならダークネスな雰囲気なのに……一気にオサレ感が無くなったな…フヒ」

モバP「お酒なんて別にカッコイイもんじゃないぞ。むしろ情けない部類だ。酒飲む姿が絵になるのはそれこそ楓さんとか礼子さんとか、一部の特権階級ぐらいなもんだよ。ルックスでいえば最上級クラスの早苗さんとかユッキですら、酒飲むとアチャアになるし」

輝子「クールは酒飲んでよくて……パッションはダメなのか。何て時代だヒャッハー! Welcome to this crazy Time!!!」

モバP「あー、パッション組も時子様とかいるから大丈夫。アルコール入った時子様に絡まれたくないけど」

輝子「でも……わ、私が子どもだからかな? やっぱりお酒飲むってカッコイイように思える。蘭子ちゃんも、そうだし」

モバP「そういやあの子、ワインの代わりにブドウジュース飲んだことあるんだっけ? 将来あの子が大人になって、嬉々として赤ワイン飲む姿は見てみたいなぁ。予想外の渋さに涙ぐむかもしれない」

輝子「え……? 渋いのか、アレ?」

モバP「渋いぞー。見た目はブドウジュースと同じだけど、甘さとか全然ないから。最初のうちは白ワインの方が飲みやすいんじゃないかな?」

輝子「へ、へぇ。……あのな、プロデューサー。私が大人になったら……お酒の飲み方、教えてもらっていいか?」

モバP「俺か? 成人アイドルの誰かに連れて行ってもらった方が――いや、いいぞ。喜んで付き合う」

輝子「ほ、ホントか? フヒヒ、約束したからな」

モバP(飲み友を欲する早苗さんからうちの輝子を守護らなければ……ッ)

輝子「と、ところで……話したいことなんだけど」

モバP(ん、良い感じに話があったまって輝子の緊張も取れたみたいだな。しかし、話っていったいなに――)





輝子「プロデューサー……もしかして、振られちゃったか?」


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