四葉「私は如何にして心配するのをやめて水爆を愛するようになったのか」
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7: ◆fnYuOAt9XLm6[saga]
2019/10/23(水) 01:51:28.13 ID:CvbJzp7do

四葉「……え?」

風太郎「おい、そんな顔するなよ。俺、めちゃくちゃ恥ずかしいこと、今言ったんだから」

四葉「上杉さんが、五月……のこと、好き……」

風太郎「改めて他の人に言われると穴に入りたい気分だ」

風太郎「俺たち相性最悪だったからな」

告白を期待していた自分が恥ずかしいとかそういうのではなく、上杉さんが五月のことを好きという事実が私の頭に衝突して、その波が頭の中を二周、三周と駆け巡っていた。

四葉予想では本命は三玖、対抗は二乃で単穴が一花だった。
そもそも私と五月はレースに参加していないから勝ち目どうこうの話じゃない。
そして私は彼に何もアプローチしていなかったし、彼に私の秘めたる思いが伝わっているとは思っていなかったから。
そんな私を彼が、あんな魅力的で可愛くて熱心にアプローチする3人と比べて選ぶはずがないと思っていた。

それでもなお期待していたのは、私が馬鹿だから。
いや、違う。心のどこかで、彼が、6年前のあの出会いを覚えていてくれて。
あの頃、瓜5つだった私のことを、6年後に見分けてくれたのだと信じたかったんだ。


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