【FEif】カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」―7―
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28: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2019/11/18(月) 20:06:26.08 ID:dhfGnLTA0
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―渓谷出口の村『暗夜軍前戦陣地・南方防壁西側前』―

 ヒュイイイイイインッ!‼‼

カムイ「この音……」

アクア「前方からよ。敵が合図を送ったのかもしれないわ」
 
カムイ「ええ、それにしても矢は飛んできませんが、ゴーレムの攻撃が激しいですね。出来れば、この先に門があればいいのですが……」

カムイ(頼みますよ……)

 ドドドドドドドッ

マークス「靄を抜けたか……」

新生暗夜軍パラディンA「前方、ノスフェラトゥ多数。その付近に内部へと通じる門があります!」

マークス「よし、周りの雑魚に構うな! まずは門を制圧する。全軍、掛かれ!」スッ

新生暗夜軍兵士たち『オーーーッ!』ドドドドドドドドッ

カムイ「はぁはぁ、どうにか辿り着けましたね、アクアさん」

アクア「ええ、何とかね。ふふっ、ありがとう先導してくれて」

カムイ「はい」

マークス「カムイ、よくやってくれた。どうにか、門を制圧できそうだ」

カムイ「マークス兄さん。いいえ、私たちの部隊だけではここまでたどり着けませんでした。マークス兄さんが率いる騎馬隊のおかげですよ」

マークス「ふっ、そうか。よし、後続も追いついている。このまま行けば……む?」

カムイ「マークス兄さん?」

マークス「まだ靄の中に入っていたようでな、視界が突然悪くなってしまった」

アクア「境界が分かり辛いから仕方ないわ。実際、こっちからだとどこから先が靄なのかわからないもの。ともかく、まずは靄から離れましょう」タタタタタッ

マークス「ああ。もっともここを抜けた以上、これが障害になることはない。あとは村を制圧するだけだ」タタタタタッ

カムイ「はい、マークス兄さん」タタタタタッ

 ズズズズズズッ

カムイ「ん?」


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