【FEif】カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」―7―
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42: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2019/11/30(土) 17:06:59.26 ID:5uemCYmX0
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 ヒュンッ キィンッ
  カキィンッ! 

カミラ「はぁ、うまく釘付けにされちゃったわね。とりあえず、ドラゴンたちは家屋の影に隠れさせておきなさい。ここで頭数を減らすわけにはいかないわ」

新生暗夜軍レヴナントナイトA「はっ」

ベルカ「カミラ様、これからどうする?」

カミラ「まだ上昇限界がどこまでかわからないし、大勢で下手には動けないわ。戦線は持ち堪えられそう?」

ニュクス「そうね、白兵部隊をそれなりに輸送できたから、今はどうにか持っているわ。でも、このままじゃ時間の問題よ。明らかに敵の方が多いもの」

カミラ「そう、難しいところね。でも今はまだ持っているのなら、まだ反撃の機会はあるわ。それに負傷者の手当ても大丈夫そうだから」チラッ

新生暗夜軍兵士「いてえ、いてえよぉ」

カザハナ「ああもう、負傷したのは早く物陰に来なさい。こっちはぴょんぴょん行ったり来たり出来るわけじゃないんだから! 大丈夫、この程度じゃ死なないから落ち着きなさい」

ツバキ「落ち着くのはカザハナもだよ。落ち着かないと、治療もうまく行えなくなるからねー」

カザハナ「わ、分かってる! ほら、さっさと負傷箇所見せて、早くしないといけないんだから! ちょっと、ツバキも早く――」

ニュクス「確かにどうにかなっているわね。少しうるさいけど」

カミラ「あら、にぎやかでいいと思うわ。士気が落ちない様に鼓舞もしてくれるし、十分すぎる働きよ。さすがはサクラ王女の臣下ね」

ベルカ「……でも、騒がしいわ」

アシュラ「そう言うなって、現にあの二人がいなかったら負傷者の誘導とかはうまく行かなかったからな。あの二人は十分仕事を熟しているさ」

カミラ「アシュラの言う通りよ。ところで、敵の陣だけど突破口はあるかしら?」

アシュラ「無いわけじゃねえが、結局敵の矢を掻い潜って近づかないとならねえ。まぁ、もたもたしてると、敵が切り込んでくるだろうがな」

カミラ「そう、なら動きましょう。レオンもカムイも私たちとの合流を目指すはずだから、どちらかと合流するまでは持ち堪えないといけないけど、この状況じゃ到着まで持たないもの。ツバキ、カザハナ、負傷者の治療は一段落したわね」チャキッ

ツバキ「うん、どうにかなったよー」

カザハナ「な、なんとかね。で、どうするの? レオン王子かカムイ様の部隊が来るのを待つの?」

カミラ「もう隠れるのはおしまい。一気に距離を詰めて敵の弓兵部隊を瓦解させるわ。ツバキとカザハナはベルカたちと待機して、ニュクスとアシュラは私と一緒にちょうだい」

アシュラ「わかったぜ」

ニュクス「いいけど、動くってどういうつもり?」

カミラ「簡単なことよ。向こうも的が無くて退屈だろうから――」

「無理にでも狙いたくなるように、こっちから動いてあげるのよ」


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