尾頭ヒロミ「私が巨神兵の母親になります」安田龍彦「冗談ポイですよ、尾頭さん」
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22:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/07(木) 22:27:10.61 ID:/nmY5k+wO
「状況終了。尾頭さん、お疲れ様」
『すごく疲れました』

事故発生から8時間余り。
怪獣は双方共に沈黙した。
ゴジラはまだ息があった。

速やかに尻穴から血液凝固剤を注入。
再び、安全な冷温停止状態となった。
口から投与するより遥かに簡単であった。

『Excellent! それにしてもランドー・ヤグチ」
「どうした、パタースン提督」
『まさかあなたにあんな趣味があるなんて!』
「ヤシマ作戦のことか?」
『ええ、実に興味深いわ』
「なら、今度はプライベートで」
『Alright! 愉しみにしてるわ!』

危機が去った開放感故に。
そんな軽口を叩き合っていた矢口だが。
彼は知らない。その発言の危険性を。

「……こんな世界は、燃えてしまえばいい」

夜明けと共に糞に塗れた世界は炎に包まれた。
7日で世界を焼き尽くした巨神は裁定者。
人類に希望を失った母親の願いを子は叶えた。


【シン説・火の七日間】


FIN


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