16: ◆qEJgO2U6bM
2019/11/08(金) 23:38:59.39 ID:ICeYv612O
 柚「じょうだんはさておきー」 
  
 P「はい」 
  
 柚「まあホントなんだよねー。Pサンにスカウトされてなかったら、なってないし。アイドル。たぶん」 
17: ◆qEJgO2U6bM
2019/11/08(金) 23:39:32.80 ID:ICeYv612O
 P「そっか」 
  
 P「……。じゃあ、将来の夢は?」 
  
 柚「おっむずかしい質問だねーえっとねー」 
18: ◆qEJgO2U6bM
2019/11/08(金) 23:42:07.29 ID:ICeYv612O
 柚「えっと、うん。そう。じゃなくて」 
  
 柚「アイドルで、あることっ。それがいまのアタシの夢かな」 
  
 P「それは…えっと」 
19: ◆qEJgO2U6bM
2019/11/08(金) 23:43:47.86 ID:ICeYv612O
 柚「毎日楽しいことばかりで、新しいオシゴトさせてもらって、いろんな友達ができて」 
  
 柚「面白いことばっかり。だから要するに」 
  
 柚「たぶん、いまのアタシが面白いこと、なにかないカナーってこれからも自然に生きてたら、アタシはこれからもアイドルなのかなーって思う」 
20: ◆qEJgO2U6bM
2019/11/08(金) 23:44:31.63 ID:ICeYv612O
 柚「それで、これはきっとPサンに見つけてもらってなかったら気づかなかったことなんだよねー」 
  
 P「…………」 
  
 柚「Pサンに出会うまえの、普通の女の子の柚はこんな素敵なこと気づかなかったよ。知らなかったよ」 
21: ◆qEJgO2U6bM
2019/11/08(金) 23:46:45.72 ID:ICeYv612O
 柚「あれ??ホントだ」 
  
 P「……」 
  
 P(それは、なんというか、……すごくいい理由じゃないか) 
22: ◆qEJgO2U6bM
2019/11/08(金) 23:47:50.61 ID:ICeYv612O
 P(それじゃあまるっきり) 
  
 柚「?」 
  
 P「お礼を言うのは俺の方だ」 
23: ◆qEJgO2U6bM
2019/11/08(金) 23:48:47.13 ID:ICeYv612O
 P「あー…。頑張ろう。頑張るよ、俺ももっと」 
  
 柚「ン」 
  
 柚「まあまあっ。そんなにこんつめることはないと思うナっ」 
24: ◆qEJgO2U6bM
2019/11/08(金) 23:49:32.01 ID:ICeYv612O
 P「よし。じゃあもうひとふんばり、やるぞー」 
  
 柚「うんっ。よーし柚もしゅくだいもうひとふんばりー」 
  
 P「いやそのまえにもう帰りなさい。送るから」 
25: ◆qEJgO2U6bM
2019/11/08(金) 23:50:06.37 ID:ICeYv612O
 P「…」 
  
 P(もしかして柚は最初から俺に気を遣って来てくれたのかな) 
  
 柚「?」 
26: ◆qEJgO2U6bM
2019/11/08(金) 23:51:16.91 ID:ICeYv612O
 柚「なになになにー」 
  
 P「ぐぅ。くるしい」 
  
 P「いや、ほら…。明日も…楽しい一日になるといいな」 
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