12: ◆Xz5sQ/W/66[sage saag]
2019/12/04(水) 22:58:30.57 ID:/r2p4Xlx0
何故ならば、だ。その女性こそがエミリーの探していた――。
「仕掛け人さま、それなら私もお手伝いします!」
「本当? だったら助かるわ〜」
「この飾りを包装から取り出せば良いんですね?」
「そうそう。で、種類別に集めてセットを作って――」
仕掛け人さま、と呼ばれたエミリーのプロデューサーが彼女に手順を説明する。
その際、机に降ろされた黒ネコは二人のやり取りを一瞥すると、作業を再開した自分の担当へ顔を向けて。
「なるほど。君の姿が見当たらなかったのは、彼女の仕事を手伝っていたからか」
「というか」と、志保が僅かに眉間に皺を寄せる。
「プロデューサーさんが逃げ出したんで、行方を尋ねられた私が尻拭いを」
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