ハリー・ポッター「僕の言うことを聞け」ドラ子・マルフォイ「……はい」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2019/12/07(土) 22:01:59.14 ID:kNKMPaOnO
「どう思う、ドラ子?」
「ひとことでは言い表せないわね」
「僕も同感だ」
談話室に戻りハリーとドラ子は意見交換した。
「両親が関わっているのは間違いないと思う」
「世代的に同級生の可能性が高いわね」
「教授と僕の両親がかい?」
「恐らく、その線が濃厚よ」
ドラ子の推理に頷きつつ、思案を巡らせる。
「両親の死に関わっている可能性は?」
「断言は出来ないけどありえなくはないわね」
「ヴォルデモートの手下だったのかな?」
「私の父もその辺りのことを詳しくは話してくれないのよ。未だにあの人を恐れているから」
しかし例のあの人への恐れにしては妙だった。
「でもスネイプは僕の額の傷跡よりも、何故か目を避けていたよね? なんでだろう?」
「そこがよくわからないのよね」
知れず、ドラ子はハリーの目を見つめていた。
丸い眼鏡の奥に、グリーンの瞳が輝いている。
不意にそのアーモンドのような形をした目がこちらに向き、鮮やかなグリーンと目が合った。
「あぅ……」
「どうかした、ドラ子?」
「べ、別に、どうもしてないから!」
しばらく見惚れて、慌てて逸らして、俯いた。
なんとなくスネイプ教授の気持ちがわかった。
たしかにこの瞳は魅力的であると、認めよう。
しかし、教授は男で、彼も男の子で、つまり。
「ダ、ダメよ! そんなのいけないわ!!」
「わっ! びっくりした! いきなりなんだい?」
「い、いけないわ! ハリーは私のだもん!」
「ちょっとドラ子、落ち着きなよ」
突然取り乱したドラ子に驚いたハリーは、なにやら喚き散らす彼女の肩に手を置いて宥めた。
それで幾分か冷静さを取り戻して、忠告する。
「ハリー、スネイプ教授には気をつけて」
「やっぱり両親の死に関わっているのかな?」
「それは定かではないけどもっと危険かも」
「もっと危険ってそれ、どういう意味だい?」
「い、言えないわ。いけないことだもの」
その日の晩、ドラ子は一睡も出来なかった。
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