女「私、あなたのことが好きになってしまいました」
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17: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/11(水) 21:32:58.57 ID:IEuf6uP80
 女「すごいです」 
  
 彼女は珍しく、手をパチパチと叩いてみせた。 
  
 女「いつも、あの状況で買っているんですね」 
18: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/11(水) 21:34:04.95 ID:IEuf6uP80
 女「では、一口だけ。でも、今男さんが食べているもので大丈夫です」 
  
 僕が持っているサンドイッチを指さす。 
  
 男「えっ。そ、そう?」 
19: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/11(水) 21:35:09.69 ID:IEuf6uP80
 女「どうかしましたか」 
  
 男「あ、いや……」 
  
 てっきり、一度手に持って食べると思っていたので、少々驚いていた。 
20: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/11(水) 21:35:49.76 ID:IEuf6uP80
 女「弁当は作らないのですか」 
  
 男「え、僕?」 
  
 女「はい」 
21: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/11(水) 21:38:14.37 ID:IEuf6uP80
 女「はい」 
  
 男「ま、毎日?」 
  
 女「そうですね」 
22: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/11(水) 21:39:52.63 ID:IEuf6uP80
 その後も、他愛のない会話は続いた。 
  
 彼女はとにかく表情は変わらないけれど、別に不機嫌というわけではないようだ。 
  
 男「ふう」 
23: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/11(水) 21:41:14.88 ID:IEuf6uP80
 続きます。 
  
 冬のお話です。少々お付き合いください。 
24:名無しNIPPER[sage]
2019/12/13(金) 07:59:06.15 ID:33cJyEtRo
 好き 
25: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/13(金) 21:54:00.14 ID:8bowcbh90
 昼食の時間後、教室がいつもと違うザワつきに包まれていた。 
  
 男(な、なんだ?) 
  
 視線は、僕と女さんへと向けられていた。 
26: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/13(金) 21:55:00.23 ID:8bowcbh90
 この日最後の授業が終わり、ホームルームを終えて、僕は帰る準備をしていた。 
  
 女「男さん」 
  
 またまた不意に、僕の席に女さんは来ていた。 
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