小日向美穂「グッバイ、ネヴァーランド」
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129: ◆d26MZoI9xM
2019/12/16(月) 20:58:03.80 ID:nY0iWbpOO
 俺たちの目の前に美味しそうなケーキが現れる。きっと世界中の美味しいを詰め込んだ素敵な味がするのだろう。だけど、俺たちには過ぎたものだ。

「そん時はそん時、考えるよ」

 そうかい、と一言残して夢邪鬼は消えた。同時に城の外で戦っていた巨大芳乃VS巨大鈴帆も決着がついたらしい。巨大鈴帆は天使の着ぐるみで天に召されていく。

「どうやら、わたくしどもの役目は終えたようでしてー。一足先にー、現世でお待ちしておりますー」

 大きなままの芳乃の手に乗った藍子、肇、悠貴はこちらに手を振りながら光に包まれていく。そして崩れゆくネヴァーランドには、俺と美穂だけが残された。

「一度あげたプレゼントをもう一度あげるのって何だか気恥ずかしいけど……受け取って下さい。美穂、ハッピーバースデー」

「……はいっ!」

 番いのクマは俺と美穂の手に分かれる。自然と手を繋いだ俺たちは優しい光に包まれて、18本の蝋燭はは消えた。



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