セイバー「聖杯大喜利戦争 座布団十枚目!」イリヤ「おめでとーございまーす!」
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7: ◆8cB8K086lg[sage]
2019/12/25(水) 14:49:45.71 ID:VqN+vqBbo

  そっと士郎の手が肩から降りて、そのまま私の手を握る。日も沈みかけた中で、むき出しのままだった私の手に、わずかなぬくもりを探すように、あるいは、自分の暖かさを伝えるように、士郎は強く私の手を握る。
 押し殺していた感情が堰を切ったようにあふれ出して、それでも涙だけは流すまいと涙腺が緩むのを堪える。背負っていたはずの荷は気づけば、その重さを失っていた。

「それでは、正義の味方になるという夢は……」

「それは捨てない。人を救いたいという願いは変わらない……ただ、そのために自分なんてどうなってもいいなんて、もう言わない」

 そうだ。きっとこれが、成し遂げたということなのだ。



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