1:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/26(木) 01:37:21.52 ID:2DOLTqfo0
代理
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2:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/26(木) 01:40:05.12 ID:2DOLTqfo0
ぱんだ壮 吉田家
良「お姉、起きてっ。朝だよっ。学校遅れちゃう」
3:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/26(木) 01:40:47.34 ID:2DOLTqfo0
良「つまり、お姉と桃さんの中身が入れ替わってるってこと?」
シャミ子「みたいだね……何でこんなことになったのか……」
良「お姉、心当たりはある? 昨日、何か変わったことはなかった?」
4:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/26(木) 01:41:23.50 ID:2DOLTqfo0
シャミ子「シャミ子にも心当たりがないならリリスさんに聞こうか……リリスさんは?」
桃「えーと、確か昨日は寝る前に枕元に……ああっ、ごせんぞ!?」
ごせん像「」
5:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/26(木) 01:42:03.57 ID:2DOLTqfo0
ごせん像「数千年ぶりに死を覚悟した……」
シャミ子「すみませんでした。で、私達の現状について何か心当たりは?」
ごせん像「おぬし、本当にごめんなさいって思ってる? なんか軽くない?」
6:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/26(木) 01:43:40.24 ID:2DOLTqfo0
ごせん像「全く……それで、入れ替わりだったか。そういえば昔、似たようなことがあったような……」
桃「本当ですか!? どうすれば元に戻れます!?」
ごせん像「お前たち、元の身体に戻りたいのか?」
7:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/26(木) 01:44:39.62 ID:2DOLTqfo0
シャミ子「どの道、この状態じゃ無理ですよ。あのよりしろ作るのにも、それなりに魔力は必要ですし」
ごせん像「ぬう……よりしろを造ってもらうには元の身体に戻らねばならんのか。あちらが立てばこちらが立たず……」
桃「よく分からないんですけど、魔力も入れ替わってるんですか?」
8:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/26(木) 01:45:10.72 ID:2DOLTqfo0
桃「……まあつまり、実質的には入れ替わってるってことでいいんですよね」
シャミ子「意味のない時間だった……」
ごせん像「そんなことはないぞ。何故ならいま余がした説明は、この現象の解消方法と深い関係があるのだ」
9:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/26(木) 01:45:48.14 ID:2DOLTqfo0
シャミ子「というか、凶悪な能力過ぎる……使うのがシャミ子でよかった」
桃「凶悪ですか……? 迷惑ではあるでしょうけど」
シャミ子「だって魔法少女と入れ替わって相手の魔力を全部消費させれば、抵抗も許さず勝つことが……」
10:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/26(木) 01:46:32.72 ID:2DOLTqfo0
シャミ子「ああもう! 今はそれどころじゃないでしょ! 戻る方法! 戻る方法は!?」
桃「ごせんぞっ、捲きで! 捲きでお願いしますっ! そろそろ学校に遅刻しそうです!」
ごせん像「うむ、それはな……」
11:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/26(木) 01:47:17.31 ID:2DOLTqfo0
ごせん像「っていうか仕方なかろう! 2000年以上前だぞ!? そりゃ覚えとらんわ!」
シャミ子「それじゃ困るんですよ……」
ごせん像「いや、ここまでは出てきておるのだがなー……」
12:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/26(木) 01:47:51.69 ID:2DOLTqfo0
学校
杏里「昼休みだーい! シャミ子、ご飯食べよーぜー」
13:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/26(木) 01:48:27.34 ID:2DOLTqfo0
シャミ子「出した気がしない……」
桃「出すとか言うなぁ! 私だって自分がするところなんか……」
杏里「……」
14:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/26(木) 01:48:53.78 ID:2DOLTqfo0
杏里「あれだろ? 一緒に階段を落ちたら脳みそだけ入れ替わったとかそういう系だろ?」
桃「スプラッタ! いえ、確かに入れ替わってるのはそうなんですけど……」
杏里「で、シャミ子が自分の身体でトイレに行ってほしくないって駄々こねて、ちよももはそれに付き合わされてる感じか」
15:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/26(木) 01:49:43.94 ID:2DOLTqfo0
杏里「ってか何で隠してたのさ? みんなあんまり気にしないと思うよ。シャミ子に角が生えてきたときもそうだったし」
桃「それは、その……」
シャミ子「こうやってトイレで拭いたりするする時に、少しでも注目されるのを避けたかったんだって」
16:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/26(木) 01:50:47.04 ID:2DOLTqfo0
シャミ子「まあトイレのことはおいおい考えればいいよ。いましたから余裕はあるし」
桃「私、ああいえ、桃の身体はいかなくてもいいですからね……」
杏里「……なんだかややこしいな。どっちがどっちかは見れば分かるけど……」
17:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/26(木) 01:51:25.81 ID:2DOLTqfo0
放課後 校門前
シャミ子「よし、それじゃあ早くたまさくらちゃんのイベントに行こう」
桃「はあ……あれ、杏里ちゃんは?」
18:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/26(木) 01:52:07.16 ID:2DOLTqfo0
ミカン「あっ、桃いた! もう、朝気づいたらいなくなってるし! スマホに何度も連絡いれても既読すらつかないし! 心配したんだからね!?」
シャミ子「うん……身に染みて理解した……」
桃「あっ、動かないでください。まだツノに鰯が……」
19:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/26(木) 01:52:40.29 ID:2DOLTqfo0
ミカン「……なるほど、意識が混線して……」
桃「ミカンさん、何かわかりますか?」
ミカン「ごめん、全然分からない。何よ、出力と入力が入れ替わるって」
20:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/26(木) 01:53:16.90 ID:2DOLTqfo0
桃「……ふははは! 魔法少女め、そういつもいつも我らが屈すると思ったか!」
ミカン「え? シャミ子?」
桃「大丈夫です、ミカンさん。元の身体に戻るまで、何かあるといけないから一緒に居ようと決めています」
21:名無しNIPPER[sage saga]
2019/12/26(木) 01:54:51.78 ID:2DOLTqfo0
シャミ子「……なるほど。まさかシャミ子に手を噛まれるとはね」
桃「飼い犬みたいに言わないでください!」
シャミ子「確かにこの体は筋肉が足りない……魔力で補っても、勝つのはちょっと難しそうだ」
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