兄「人を殺すのは怖いかぁ?ww」弟「なんで兄さんが」
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14: ◆TEp1whi3LU[saga]
2020/01/03(金) 01:19:19.79 ID:aMFmm/z60
----その夜-----

弟「一旦今日の旅はここまでにして睡眠を取っておこう。暗くなってきたし、モンスターが出現してもおかしくない」

女戦士「モンスター……?」

弟「あぁ。女戦士は知らないのか。3年前の戦争で投じられた戦力。人間とは違う身体の構造をしていて、生命力が人間と段違いな生き物のことだ」

女戦士「そうなんですか……」

弟「戦争に本格的に巻き込まれた村の人間は知っている。あいつらの殺人衝動の狂気さと異常なまでの生命力を」

女戦士「弟さんはそれに立ち向かったから今ここに----」

弟「いや、俺は何もすることができなかった」

女戦士「??」

弟「俺は何もできず、この神器を持っているのにもかかわらず腰が抜けてしまっていた。そして彼らと国の軍隊によって村は滅ぼされた」

女騎士「そう……だったのですね。……ん?」

弟「どうした」

女戦士「国の軍隊がなぜ自国の村を滅したのですか!?」

弟「おそらく、他国に対するトラップだ」

女戦士「トラップ……?」

弟「工作をするためだ。他国に攻められた、という理由づけをするために自作自演をしたんだろう。聖なる国は領土を広げたがっていたからな。他国と隣り合わせていた俺らの村をわざわざ燃やしたんだろう」

女戦士「そんなことって……」

弟「俺も信じたくはない。だからこうして真実を求めている。その推測も俺の私情が入っているものだからな。……しかし、軍隊に加入していた俺の兄について"悪魔"という単語が出たのには驚いたが……」

女戦士「それってつまり……」

弟「……さぁ。俺にはまだわからない。人間の噂は時に事実とはことなることがあるからな。俺は自分の目で真相を確かめるまで確信はしない。自分の記憶でさえも疑うべきだと思っている」

女戦士「そうですか……」


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