麻子「……華、さん」 華「はい?
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18:名無しNIPPER
2020/01/12(日) 20:06:54.88 ID:zPoxPRfb0

麻子「つまり、五十鈴さんは今おかしな薬のせいでおかしくなっているだけだ。昨日みたいな……体に熱がこもってしまうのも、薬の作用による錯覚だったんだ」

華「……それは、どれくらい効果が続くものなのですか?」

麻子「そこまでは知らないらしい。だがきちんと調べて報告するように頼んでおいてから安心してくれ」

華「……」

麻子「さっき電話でそれを伝えるつもりだった。その……問題の質が質だからな。みんなの前で言うと変な誤解を招きかねない」

華「誤解、とは?」

麻子「だから……同性の私をそういう目で見ている、とか。五十鈴さんも困るだろう、そんな風に思われるのは」

華「……麻子さんは」

麻子「え?」

華「麻子さんは……困りますよね。私がそういう風に見ていたら」

麻子「えっ……」

華「……」ジッ…

麻子「……いや、それは……困るというか……困惑するというか……」

華「……そうですね。きっとわたくしが逆の立場でもそう思いますから」

麻子「そ、そうか」

華「……。少し、お手洗いをお借りしてよろしいですか?」

麻子「あぁ」

パタン…

麻子「(……わからん。五十鈴さんは何を考えているんだ? まだ薬の効果は残っている……ということだろうが)」

麻子「(私はどうすればいいんだ。沙織にそれとなく聞くか? いや、あいつは男専門だし……いやそもそも時間が経てばもとに戻る……はずなんだから、どうもしなくていいのか)」


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