楓「つまり私が彼女ということですね!」武内P「え?」
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3: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2020/01/13(月) 08:50:02.30 ID:xqbL+/ek0
楓「まさか……チャイルドスモックの方を私に!?」

武内P「そ、そういう意味でもなくてですね」

武内P(制服はともかくチャイルドスモックは似合いすぎて、高垣楓というアイドルイメージが崩壊しかねません……っ)

武内P「それはともかくですね、私は今も昔も高垣さんのファンですし、年齢についてはそもそも考えたことがありませんから」

楓「そ、そんな。今も昔も、そして年をとった将来も私のファンだなんて……なんだか、プロポーズみたいです」

武内P「……そうは言っていませんよね?」

楓「意訳です」

武内P「飛躍しすぎです」」

楓「跳躍は超訳、と言いたいわけですか。む〜、やりますね」

武内P「やっていません」

楓「ともあれ、私がプロデューサーにプロデュースされてから二年。つまり交際を始めて二年になるわけですが」

武内P「あの……その前提で話を進めるのですか?」

楓「彼女面というやつです」フンスッ

武内P「は、はあ」

武内P(誰かに助けを求めるべきでしょうか? 三船さん……三船さんに酔った高垣さんの荷は思いですね。先ほどまで一緒に飲んでいたという片桐さんたちは――酔っ払いが増えて状況が悪化するだけで終わりでしょう)

武内P(ここは様子を見ながら水を飲んでもらって、落ち着いた頃にタクシーを呼んで帰宅seaしてもらいましょう)

楓「――というわけで、そろそろご両親を紹介してほしいのですが)

武内P(様子見は悪手でしたか……)

武内P「あの……高垣さん? どうしてそうなるのでしょうか?」

楓「え? だって私は二十五歳で、プロデューサーはそろそろ三十歳ですよね」

武内P「はい」

楓「付き合って二年でこの年齢の男女なら、結婚を視野に入れてもおかしくはありませんよね?」

武内P「おかしくはありません。前提がおかしいことを除きさえすれば」

楓「前提がおかしい……? まさか……っ!」

武内P「はい。そもそも私と高垣さんは『グス……遊びの関係……だったんですか?』……高垣さん!?」

楓「私はしょせん……間に合わせの存在で……ヒック……今は少し構ってくれていますけど……蘭子ちゃんや小梅ちゃんが食べごろになったら捨てるんですね。アラサーに用はないって」

武内P「ちがっ……違います!」

楓「……本当ですか? 若い娘に目がいって、見捨てたりしませんか?」

武内P「そんなことは誓ってしません」

楓「病める時も、健やかなる時も、富める時も、貧しき時も?」

武内P「当たり前で……え?」

楓「あ、今のはおかしいですよね」

武内P「そうですね。気づいてくれて助かります」

楓「神前式か教会式か、どちらにするか相談していないのに私ったら」

武内P「……気づいたのはそちらでしたか」


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