楓「つまり私が彼女ということですね!」武内P「え?」
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◆SbXzuGhlwpak
[sage]
2020/01/13(月) 08:53:57.73 ID:xqbL+/ek0
瑞樹「フッフッフッ。いっそのこと円満とか穏便とかぬるい考え捨てて、生放送中にうっかりのフリして関係を匂わせちゃおうかしら」
早苗「そうすればあの煮え切らない男も、腹をくくるでしょうしねぇ。アハハハハハ」
武内P「お、落ち着いてください! ご自身とファンのことも考えてください!」
早苗「……そういう貴方は楓ちゃんのこと考えてあげてる?」
武内P「え……?」
瑞樹「さっき三年から六年って話をしたでしょ? 私たちより若いとはいえ、その頃には三十前後」
早苗「というか真面目で堅物なアンタがアイドルに手を出す覚悟を決めるのに、さらに何年必要になるって話よ」
瑞樹「不安になって変な酔い方して、煮え切らない男のところに突撃の一つや二つかますわよ」
武内P「ちょ、ちょっと待ってください。そもそも高垣さんは別に私のことは――」
楓「――好きですよ」
武内P「…………え?」
楓「驚くのですね。さっきまでの私の態度の全てが、酔ってたから……ふざけているからだと、思っていたのですか?」
武内P「その……申し訳、ありません」
楓「フフッ、良いんです。お酒の勢いを借りて、ふざけたフリをしながらじゃなければ言えない私が悪いんですから」
武内P「あの……わ、私はプロデューサーで……アイドルの皆さんをそういった目で見てはいけないと、自分を戒めていました」
ン? コノ流レ……ハッ!? コノママジャ幸子チャンガ寝取ラレ――
黙ッテ見テイナサイコノキョカス!!
アノ子マダ十四歳デショ!!
コ、コバロリ! 我ニ力ヲ〜
楓「……はい。私も貴方を困らせたくなくて、近くにいれるだけでいいと思ってました」
武内P「そのせいで貴方の気持ちに気づかず、ここまで不安な気持ちにさせてしまったことを、男として不甲斐なさを感じます。こんな私で良ければ――」
楓「はい。そんな不器用なぐらい真面目な貴方だから――」
『結婚してください』
〜おしまい〜
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