376: ◆ak8RAT8nZ62z[saga]
2020/02/01(土) 18:38:03.77 ID:inZCwpe10
まるでそれを待っていたかのように、突然身体が動いた。
男A「? 誰だこいつ」
まゆり「きちゃ、だめ……」
377: ◆ak8RAT8nZ62z[saga]
2020/02/01(土) 18:39:46.13 ID:inZCwpe10
紅音「……」
男A「何でさっきから黙ってんだ?」
紅音「どうすれば、許してもらえますか?」
378: ◆ak8RAT8nZ62z[saga]
2020/02/01(土) 18:41:21.28 ID:inZCwpe10
紅音「……え?」
男A「え、じゃない。お前がこいつ殴れ」
男A「やらねぇなら、お前殴るわ。肩代わり分と邪魔された分で二発」
379: ◆ak8RAT8nZ62z[saga]
2020/02/01(土) 18:43:16.59 ID:inZCwpe10
まゆり「まって。まって、ください」
よろよろと立ち上がり、男の前に立つ。
男A「……おい、いい加減にしろよ。気分下がる」
380: ◆ak8RAT8nZ62z[saga]
2020/02/01(土) 18:44:34.21 ID:inZCwpe10
どちらも譲らない姿をみて諦めたように男は言った。
男A「わかった。じゃ、こうしよう」
男A「互いが互いに殴れ。そうすりゃ許してやる」
381:132を省略 ◆ak8RAT8nZ62z[saga]
2020/02/01(土) 18:46:25.59 ID:inZCwpe10
男A「よし、やれ」
まゆりと向き合う。小声で、『やって、あかねさん』 と聞こえた。
イヤだ。
382: ◆ak8RAT8nZ62z[saga]
2020/02/01(土) 18:48:13.83 ID:inZCwpe10
殴れ。と言われたから殴った。
力の強弱は自分次第。というわけか。
よくこの状況でトンチきかせられるな。
もしかして、最初からそれが目的?
383: ◆ak8RAT8nZ62z[saga]
2020/02/01(土) 18:49:51.23 ID:inZCwpe10
瞬間、あたりが一瞬明るくなった。
384: ◆ak8RAT8nZ62z[saga]
2020/02/01(土) 18:50:38.05 ID:inZCwpe10
まゆり「何してるんですか!?」
男A「何って、熱い友情シーンを撮ってあげようとね」
携帯を、向けていた。
385:36,37,38,126を省略 ◆ak8RAT8nZ62z[saga]
2020/02/01(土) 18:52:50.32 ID:inZCwpe10
誰かに見せてやりたい。
女学院に送り付ける気満々の口調だった。
まゆり「そんな……」
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