【まちカドまぞく】桃「美味しくなったご飯」
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15: ◆h.mZWDiaaQ[sage saga]
2020/02/21(金) 21:35:08.57 ID:5P/H/ATr0

ミカン「大きなお鍋に水、おうどんを締める氷水を用意した段階では特に問題はなかったわ」

ミカン「コンロのつまみを捻って、火力も適切に調整されていたわね」

ミカン「ただ、桃がおかしな行動を取り始めたのは沸騰したお湯にうどんを入れるときのことよ」

ミカン「桃が「茹で時間は均一にしないと……」と呟いたと思ったら急に変身しだして、1人前ごとにパックされているおうどんの袋を一瞬で全て開けると、熱湯に目にも止まらぬ速さでブチ込んだの」

ミカン「4人分のおうどんは結構な量になるわ。でも、桃はあらかじめ袋を開けておうどんを一纏めにすることを失念していたみたい」

ミカン「冷静に考えれば別のお皿にまとめてから一気に入れればいいものの………ぐつぐつと沸いている熱湯、もうすぐ2人が来るという事実、慣れない料理……桃の冷静な判断能力を鈍らせたのね」

ミカン「桃は変身状態でおうどん同士がくっつかないように、それはもう、念入りに慎重にかき混ぜていたわ」

ミカン「そしたら………その……急にお鍋の中がピカッと光って……気がつくとおうどんは無くなってたの……」

ミカン「ここからは私の推測なのだけど……」

ミカン「おそらく桃の魔力が菜箸を通じておうどんに流れ込んだことで、桃の魔力が一種の着火剤みたいな働きをしたのね。その結果、おうどんはその存在を消費しながら発光したと考えられるわ」

ミカン「そして、お鍋の中には熱湯だけが残って、現在に至るってわけ」





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