6: ◆/S77t7529g
2020/02/25(火) 04:10:45.19 ID:IrsGg5Gr0
絆レベル???
先輩。先輩。先輩を守りたい。
守れた。先輩を守れた。ずっとこうしたかった。
立夏「……マ、マシュ……」
座り込んでいる先輩は、私を見て私の名を呼んだ。
怯えた瞳で見られると少しだけ心が痛むが、私の名を呼んでくれた事に対する高翌揚感もあった。
マシュ「先輩は私が守ります。先輩を否定する人間は誰であろうと許しません。それがたとえ、誰であってもです」
立夏「だからって! [ピーーー]ことは!」
マシュ「先輩の事を物のように扱おうとしました。先輩の命を否定しました。そんなの許せるはずがありません。先輩の敵は排除しなければいけないんです」
立夏「マシュ、何を言って」
マシュ「だから」
私は盾で地面を鳴らす。ぐちゃっ、と潰れた。
私は笑う。心の底から嬉しくて嬉しくて笑った。
先輩を守れたから。
マシュ「私は先輩を守ります。こんな人たちでも守ろうとした先輩を、私は守ります。守る理由が無い人たちでも守ろうとする先輩を、私は」
立夏「守る理由なんて……僕が我慢すればいいなら……」
マシュ「いいえ。これ以上先輩を消費しようというなら、誰が相手であっても私は戦います」
立夏「マシュ! 待っ」
マシュ「待っててくださいね、先輩。この世界に、先輩を害する人は誰もいませんから」
扉を閉める。
ここにいれば、誰も先輩に手出しはできない。
次に先輩に会うときは……安全になってからだ。
先輩を守らなければ。守るんだ。守らなければいけない。
誰にも邪魔はさせない。
私は先輩の盾だ。
先輩を認めない人間は、全員排除する。
先輩を認めない世界は、是正する。
私の中に今ある感情はただ一つだけ。
いらないものを捨てる、それだけ。
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