上杉風太郎「お前、最近無防備過ぎないか?」中野二乃「フー君のえっち」
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10:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/12(木) 23:36:21.96 ID:iaech2wEO
「ほんっと、最低」
「だから悪かったって」
「あんたみたいな糞野郎、見たことないわ」
「ああ、すっかり昔の毒舌に戻っちまった……」

事後、汚れた私たちはお風呂で身体を清めた。
汚した張本人である彼はあの後すぐに我に返ったらしく土下座して許しを乞うので、目隠しをした上で罪滅ぼしに私の身体を洗わせている。

「あんたがあんな男だとは思わなかったわ」
「面目ない。つい、我を忘れちまってさ……」

彼は我を忘れたらしい。そのことを追求する。

「ふーん? そんなに私に夢中だったわけ?」
「正確には、お前の尻に夢中だった」
「余計なことは言わないの」
「はい……すみませんでした」

懲りない男だ。これは躾が必要だと判断した。

「これから採点の日は一緒に入浴するわよ」
「は?」
「今度は私が採点する番だから」
「さ、採点って、何を……?」
「もちろん、フー君のお尻をよ」

そんな結論ならぬケツ論に行き着く私はやはりチョロいのかも知れないが、やむを得まい。

「好きな男のお尻を愛でるのは当然でしょ?」
「はっ……何も返す言葉がねえよ」

どんな汚いことからも目を背けず、その全てを愛しいと思えることが、愛の証明なのだから。


【教育者の信念】


FIN


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